白湯がいいの? 水がいいの?

「白湯でも水でも同じ」便秘の名医が明かす、白湯ブームの意外すぎる真実とは?

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 便秘解消に効果が高いとして、白湯(さゆ)が秘かな注目を集めています。白湯とは、沸騰させた水を40~50度ほどの温度まで冷ましたもの。朝起きてすぐに10分ほどかけてゆっくり飲むと、便秘解消のほか、体温が上昇して代謝が上がるとされています。「一度冷ましたものを再沸騰させてはダメ」「デトックス効果もあり、体から毒素が抜けると白湯が甘く感じられる」「食事中も料理と白湯を一口ずつ交互に口にする」など、さまざまな説がネット上でささやかれており、中には「白湯を飲むだけで劇的なダイエット効果が得られる」という説も。

 一方、タレントの松本明子さんが自身の腸活体験をつづった『腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!』(アスコム)を監修し、日本で初めて便秘外来を開設するなど“便秘の名医”として定評のある順天堂大学医学部教授・小林弘幸医師は、便秘解消法として「起きてすぐに水をぐいっと一気に飲む」ことを提唱しています。同じ効果を謳っているにもかかわらず、白湯と水、ゆっくり飲むのと一気飲み、と相反する手法。一体どちらが正しいのか? 効果にどのような違いが生じるのか? 小林医師にお話を伺ってきました。

――便秘やダイエットに効果があるとして、白湯をゆっくり飲む方法が話題になっています。先生の提唱される「水を一気に飲む」方法とは真逆のように感じるのですが、効果に違いはあるのでしょうか?

小林弘幸氏(以下、小林) 同じです。起きてすぐに水分を摂取することは腸の働きを促すことが目的なので、水であっても白湯であっても変わりはありません。その時の気候などから、飲みやすい方を選べばいいでしょう。ただ、便秘を解消するためには、一気に飲んで胃に重力をかけ、その重みで腸を圧すことが大切。そのため、少しずつ飲んでいては、便秘解消効果はあまり期待できません。白湯だと一気飲みしにくいという場合は、水の方が適しているかなというだけです。

――では、白湯を飲むことで体温が上昇して代謝がアップするというのは? 一説では、「水では体が冷えるから効果がない」とも言われているのですが。

小林 白湯を飲んだだけで体温が上がるということはありませんよ。確かに、食事を摂れば内臓が働き、交感神経が上がります。それを抑えようと副交感神経も上がってくるため、冷たいものでも温かいものでも“食べる”という行為で一時的に代謝は上がり、体温も上がり、それは水分であっても一緒。腸が動いて代謝や体温が上がるだけで「口にしたものの温度自体が体温を変えて代謝に影響する」ということではありませんから、水でも白湯でも同じです。

――食事と白湯を一口ずつ交互に飲むと消化力がアップすると言われていますが、これも意味がないのでしょうか?

小林 食事中に白湯にせよ水にせよ水分を摂れば、腸に刺激を与えて消化を助けるので、摂らないよりは摂った方がいいです。水や白湯なら胃酸を薄める効果もあるので、胃への負担も和らげることができます。交互にする必要はありませんが、食べながら適度に水分を摂取するのが望ましいですね。ちなみに、炭酸水であれば炭酸が腸の働きを促す刺激となるので、食事中や日中の水分補給に最も適していますが、便秘解消を目的として、朝飲むものとしては、炭酸水は“一気飲み”しにくいので、あまり向かないかもしれませんね。

二日酔いの朝以外にも「寝起きに水一気飲み」を習慣づけたい!

しぃちゃん

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