セックスを「そろそろしないとヤバイ」と捉えることの意味

 セックスはただ性欲を解消するためのものではない、というのは多くの人が感じていることだと思います。相手との肉体的な繋がりを持つことで精神的にも繋がりやすくなると思っている人もいますし、セックス中の相手の振る舞いから自分への愛情を感じるという人もいます。こうした場合には、快感を得られるかどうかは二の次だったりします。例え気持ちよくなくても、精神的に満足すればよい。セックスにはそういった捉え方もあります。

 また、数年前に「セックスで女性はキレイになる」といった特集がさまざまな媒体で特集されたことがありましたよね。この“セックスでキレイになる説”は医学的にも根拠があるそうで、ニューヨーク州立大学によると「規則的にセックスしている女性はうつ病やヒステリーになりにくい」という研究結果が出ていたり、気持ちいいセックスをすれば女性ホルモンの分泌が促進され、美肌効果があるという話もよく聞かれます。さらに、多くの女性はセックス前にムダ毛処理などの身だしなみを気にします。そうした意味でもセックスには女性がキレイに近づく要素がありますよね。その情報が刷り込まれているのか、はたまた信じているのか「女としてのキレイを保つ」意味でセックスを必要とする女性もいます。

 美を保つためのセックスをしたいという女性の中には、セックスを「しなきゃいけない、そろそろしとかないとヤバイ」と表現する人もいます。私の周りにいる何年も彼氏がいない友達や、彼氏とセックスレス気味の友達がよくこう言っている場面に遭遇するのです。私個人は、性欲的な意味でセックス「したい」ので、「しなきゃいけない」と危機感を覚えたことはありません。一方、「しなきゃいけない」派の彼女たちは性欲がほとんどないと言います。それでも、「しておかないと女としてダメになっていく気がする」と漠然とした不安を感じるそうです。

 “セックスでキレイになる説”がある程度信憑性の高いものだとしても、実際のところ定期的にセックスしている女性とそうでない女性の美しさに雲泥の差があったり、していないと女としてダメかというと、そうではないでしょう。いい例がこの私です。私は10年以上、定期的にセックスをしていますが、だからといってキレイではないし、女として合格か不合格かなんてわかりません。結局、美しさというのは個々の価値観によって変動する部分もありますし、その人の生まれ持った素地や、自分が理想とする女性像に近づくために日頃から高い美意識を持っているかどうか、そしてある程度自分に自信が持てる環境で充実した生活を送れているかどうかで決まるもの。セックスは関係ないんじゃないでしょうか。

 とはいえ、「しなきゃいけない」派の女性たちが、「自分が女でいられて、キレイになれる(かもしれない)方法=セックス」と考えていることを否定はしません。プラシーボ効果のようなもので実際キレイになることもあると思いますし、セックスすれば危機感から解放され「ああ、しばらくこれで大丈夫」とストレスが軽減することもあるはずです。あまりにも「セックスしなきゃ女でいられない」という思い込みが強いと、パートナーがいない時に悩んでしまうことがあるかもしれませんが、自分にとってポジティブな効果があるならばセックスをどう捉えていようと自由です。そしてセックスの捉え方に限らず、自分が幸せを感じられる方法を知っている人は、楽しい人生を送れている人のように感じます。

 何はともあれ、セックスがその人にとってプラスになることであったらいいなと思っています。

■Lollipop-Rumiko(ロリポップ-ルミコ)/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

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