【連載】プウ美ねえさんのエプロンメモ

「デカいパンツはいてそう」男からの何気ない一言に傷つかないための“切り返し方”とは?

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(C)熊田プウ助

家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。

【今月のお悩み】
「パンツ選びを躊躇してしまいます」
 こんにちは! いつも楽しく拝見してます! 先日、私の働いている店に来たやんちゃな男性客に、「まりりんちゃんて若いけどデカいパンツはいてそうだよね」と言われ、 地味に傷付きました。一体どういう意味だったんでしょうか。確かに小さいパンツ は好かないので、ユニクロで買ったシンプルなパンツをはいていま すが、特にデカいというわけではありません。ヤンキー上がりの人に暗に「ダサい」と言われたのであればかなりショックですが、気になって仕方がなくパンツ選びも躊躇してしまいます。ご回答よろしくお願いいたします。(まりりん、30歳)

【プウ美ねえさんからの回答】
 いろんな人がいて、いろんなことを言います。「ヤンキー上がりはセンスが悪い」と暗に決めつけているまりりんさんだって、誰かを傷付けているかもしれません。“人はどうでもいいことや、とんでもないことを言う生き物だ”と初めからわきまえて、傷付きを最小限にしましょう。

 具体的な対応例としては、相手を完全否定せず、かつ自分もあとで悩まないでいいように、簡潔に話題を終わらせるのがよいのです。本当にためになったこと、うれしかったことだけを覚えて、つまらない意見に対しては、何度繰り返されても「えーそうですかぁ」と生返事で対応すればよろしい。「会話終わりに、気持ちよくなった者勝ち」できる態度を考えてみました。これでしっかり気持ちを保持して、パンツは自信を持って好きな物をはきましょう。

1.好意からちょっかいを出してると考えれば、相手を許せるものです。
→「うふふ、デカいのが好きなんですか?」
→「いつも女の子のパンツ想像してるんですね」等

2.ダメだしをしてくる人は、支配したがっています。自尊心をくすぐると同時に、責任を負わせましょう。
→「じゃあ、どんなパンツ、私にはかせたいですか?」
→「可愛いのプレゼントして(はぁと)」等

3.面倒くさいなら、いなしてよいのです。彼は客で、あなたのプライベートに踏み込む権利はありません。
→「お前は何はいてるんだ」
→「正解ッス」(実際にまくって見せる)等

 どの用例も、仕事上の演技であることを忘れませんように。おねえさんの学生時代、夏休み明けにパーマをかけてきたクラスメートの女子がおりました。「髪形変えたんだ」と声をかけると「うん、ありがとう~!」と嬉しそうに返答されたことが忘れられません。おねえさんは発見を口にしただけで、褒めることも含めて、まだ感想をのべていないのに、です(態度1本気バージョン)。その後観察すると、彼女は、言われたことをすべて好意に変換する強力な脳内フィルターを持っていることがわかりました。つねに瞳が輝き、決してすねたり落ち込んだりせず、誰にでも明るく接するようすが怖くて、だんだん距離をおいてしまいました。なんにでもネガティヴに反応する人もうっとうしいですが、幸せすぎるひともまた、近よりがたいものです。

【今月のエプロンメモ】
誰になにを言われても心がざわめかなければ、幸せなことでしょう。ですが、心配しなくても年をとれば、感受性は摩耗していくものです。若く、愛されるとしごろの人であれば、何かを言われて少々傷付いたり、悩んだりした顔をみせたほうが、周囲も安心して接することができるかもしれません。

熊田プウ助(くまだ・ぷうすけ)
1969年生まれ、ゲイ漫画家。都内でひっそりと飼い猫と暮らす日々を描いたエッセイマンガ『本日もおひとりホモ。中年マンガ家生活』(ぶんか社)など、著書多数。最新刊は、作画を担当した『世界一周ホモのたび 祭』(同)。

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