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テレビ関係者が告発、「打ち切りかリニューアル」寸前!? 低迷のバラエティ5番組

2015/05/24 11:45
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『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)公式サイトより

 テレビ離れが叫ばれて久しいが、高視聴率をキープしている番組もある。しかし一方、打ち切りもしくはリニューアルを免れない、“黄信号”がともっているバラエティ番組を関係者に挙げてもらった。

「まず危険水域に入っているのは『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)でしょうね。かつては『よゐこの無人島0円生活』や『1ヶ月1万円節約生活』で人気を博し、『とったど~』という濱口優の雄叫びとともに視聴率も毎週13~15%を獲得していた時期がありましたが、最近は行列の店を食べ歩く企画を乱発して低迷。5月14日放送分では7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にまで落ち込んでいます」(放送作家)

 今やココリコにとって唯一の冠番組。レギュラー出演している『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)も低調が伝えられているだけに、ココリコにとっても今年、来年は正念場かもしれない。

 続いては、放送23年目を迎えるあの長寿番組だ。

「『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)は、最近少し元気がない。かつては当たり前のように10%前後を獲っていましたが、5月9日は8%、16日は7.9%。番組の作りが変わったわけでも、裏番組に強いソフトが来たわけでもなく、特別な低迷理由は見当たりません」(テレビ編成マン)

 その背景には、どんなことが考えられるのだろうか?

「『ぶらり』には、完璧な台本があるといわれています。取材対象者とのやり取りも、大方決められているそうです。つまり極論を言えば、予定調和ということ。でも最近、例えば『火曜サプライズ』や『THE!鉄腕!DASH!!』の人気企画『0円食堂』、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(全て日本テレビ系)の企画『朝までハシゴの旅』、さらには『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)など、タレント自ら人や店に突撃して取材交渉するという番組が増えてきました。さらには『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』でも、行き当たりばったり感が人気を呼んでいます。こうしたタレントたちの本気感が、新しいと思われているのでしょう」(同)

 さて続いては、去年3月に2週間限定で放送され人気を呼び、10月から鳴り物入りで始まったあの番組の名も挙がった。

「日曜の午後9時54分から、ジャニーズのタレントが週替わりで生放送のMCを担当する『東京ライブ22時 ニチヨルまったり生放送中』(テレビ東京系)も、松岡昌宏(TOKIO)、堂本剛(KinKi Kids)、相葉雅紀(嵐)、安田章大(関ジャニ∞)、小山慶一郎(NEWS)という豪華メンツを揃えているにもかかわらず、毎週2~3%と苦戦を強いられています。もっともテレ東全体の視聴率が低いので、局内でもそこまで大騒ぎになっていないようですが。リアルタイム視聴者が減っている今、ジャニーズファンもこの番組を録画して見ているのかもしれませんが、同じく日曜夜に松岡が出演している『DASH!!』が毎週17%強を獲る人気ぶりに比べると、少々寂しい気がします」(テレビ誌記者)

 いずれにしても、ファンは彼らが楽しんでいるのが見られればいいのかもしれない。

 さらに、世の中のさまざまな「差」に注目し、検証する情報バラエティ『この差って何ですか?』(TBS系、日曜午後7時~)に、早くも「ネタ切れ感が漂っている」と指摘するのは、さるテレビ関係者。

「初回スペシャルでこそ14%を記録したものの、その後は下降気味。5月10日の同じく2時間スペシャルは7.1%でした。先日は、『同じメーカーの牛乳でも値段が違うのはなぜ?』『服用が1日2回と3回の薬の差はなぜ?』といった“差”を放送していましたが、正直もはや雑学本レベルです」

 驚きの豆知識を提供し続けてきた『トリビアの泉』(フジテレビ系)も後半はネタが枯渇していたように、やはりニッチを狙った間口が狭い番組企画は、寿命も短いのかもしれない。

 また、「家電芸人」など社会現象を巻き起こしてきた『アメトーーク!』(テレビ朝日系)も、まだ10%前後はコンスタントに獲る人気番組とはいえ、回によってその面白さにムラが出てきている、という声も上がった。以上、「黄信号」がともっている5つの番組を挙げてきたが、数年後も生き残っている番組は果たして何本あるのだろうか。

最終更新:2015/05/24 11:45
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