日本での人気作が打ち切りの危機!?

『グレイズ・アナトミー』『ホームランド』……アメリカで“打ち切り”を望まれるドラマ

 アメリカではもうすぐ、テレビドラマの継続/打ち切りが発表される時期になる。視聴率はイマイチだけどシーズンを重ねているドラマの新しい展開を見ることはできるのか、スタートしたばかりでファンは少ないけれど面白いと評判の新作ドラマの続編は見られるのか。米メディアはこぞって「各局の継続/打ち切り判定予想特集」を組み、全米の注目を集めている。

 そんな中、アメリカのテレビファンたちはネット上で「打ち切ってほしいテレビドラマ」の意見討論をヒートアップさせている。「シーズン1や2は最高だったからこそ、これ以上ひどくなる前に終わってほしい」と願ったり、人気ドラマの迷走・暴走を嘆いたり、物語展開のあり得なさを叩いたり。みんなテレビドラマを愛しているからこそ、真剣に作品の行方を案じているのだ。今回はそんなアメリカのメディアやテレビファンやが声を大にしている、「ただちに打ち切るべきドラマシリーズ」を紹介しよう。

■『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』(2005年3月~)

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 主婦層から絶大なる人気を誇った高視聴率ドラマ『デスパレートな妻たち』オンエア直後の“おいしい”放送枠で、05年3月にスタートした医療恋愛ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』。複雑な母娘関係、じれったい院内恋愛、本音で語り合えるオンナの友情など、大人女子の食指が動く要素がてんこ盛りで、ドラマはたちまち大ヒット。「マックドリーミー(色男)」という流行語まで誕生した。

 しかし、シーズンを重ねるにつれ、次から次へと起る“予想外のピンチ”はあまりにも非日常的で、「モグラ叩きを見ているようで疲れてくる」と批判されるように。キャラクター設定もストーリーラインも崩壊し、物語についていくのも一苦労。オリジナルキャストは次々と降板するが、入ってくるのはイマイチなキャラばかり。ドラマを盛り上げてきたカップル「Mer‐Der(メレディス&デレク)」のロマンスも輝きを失いつつあり、熱狂的だったファンでさえ「もう見たくない」という状態なのである。フラッシュバックのシーンをミュージカル仕立てにするなど迷走し、今となっては医療ドラマとしての見どころもあまりなし。これ以上見苦しくなる前にスッパリ打ち切った方がよい、と多くのファンが望んでいる。

■『ホームランド』(11年10月~)

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 9.11以降、アメリカ人が最も感心を寄せる対テロ戦争の最前線を描いた政治サスペンス&スパイ・アクションドラマ『ホームランド』。11年10月に放送がスタートし、組織的陰謀や生々しい人間関係など意表を突く展開に視聴者はぐいぐい引き込まれ、数多くの賞にノミネートされ、受賞した。しかし、シーズンを重ねるごとに、あまりにも救われない荒んだ展開に、「絶望的すぎる」「いくらなんでも暗すぎる」と離れていく視聴者が続出。メインキャラクターの心の病はストーリーを盛り上げる要素で役者の演技力も素晴らしいのだが、ずっと見ているとぐったりしてしまう。挙げ句に『サタデー・ナイト・ライブ』のコントで、アン・ハサウェイに爆笑物まねされてしまった。

 『24 ‐TWENTY FOUR‐』の制作陣が手がけているからか、ドラマのストーリーはシーズンを追うごとにねじれまくりで、評論家からは「出だしは素晴らしかったのだから、シーズン1で終わらせるべきだった」とまで言われるほど。それは言いすぎだという反発はあるものの、すぐに打ち切った方が賢いという声はあまりにも多い。

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