KAT-TUN「KISS KISS KISS」はなぜ郷愁を誘う? ハイブリッドな音楽性を読み解く

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KAT-TUNの亀梨和也。

【リアルサウンドより】

 ある時期まで、日本の歌謡曲の底流にはマイナーなラテン風味が強くあった。ムード歌謡からリズムものまで、リスナーにそうと意識されずとも、ラテン音楽を取り入れた日本の歌謡曲は多い。このような日本におけるラテンの受容(必ずしも、本格的ではない)はしかし、80年代あたりから徐々に薄まっていって、歌謡曲からJポップへと呼びかたが変わる頃には、ほとんど消滅していたのではないかと思う。筆者が音楽に関心を持った頃は、すでにJポップ化が完了していたので、日本におけるラテン音楽の影響を知るのは、ずいぶんあとになってからだ。黒人音楽に関心があった筆者が、自分が生まれるより以前の歌謡曲を好んで聴くようになったのは、いまから振り返れば、同時代には失われていたラテン音楽性に反応していたところがある。

 KAT-TUN「KISS KISS KISS」は、そんなラテンの哀愁を見事に打ち出している。一聴した印象は、敏いとうとハッピー&ブルー「星降る街角」とバリー・マニロウ「コパカバーナ」を足したようだ、といった感じか。その意味で「KISS KISS KISS」には、誤解を恐れずに言えば、独特の古臭さを感じる。アイドルポップスは数あれど、このようなかたちで歌謡曲への目配りを効かせているのは、管見の限りではジャニーズだけだ。さすが、戦後歌謡史の真ん中を歩んできただけのことはある。筆者のような立場からすると、こういった点に、EXILEやAKB48との決定的な差を感じてしまう。中南米成分の有無は、個人的には、ポップスを聴くうえで重要な基準だ。

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