なぜ彼女はディーバなのか?

アリアナ・グランデに熱狂する“猫耳女子”――「可愛いが正義!」という世界観の魅力

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ちっちゃい体から放出されるこのドヤオーラ!!

 「バング・バング」「プロブレム」など、大ヒットを世に放って、ポップスターの一軍入りを果たした“アリ”ことアリアナ・グランデ。NBAオールスターゲームのハーフタイムショーや、ヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーなど、高視聴率の特別番組への出演もバッチリ押さえ、「アリアナを知らない=年寄り認定」といわれるほど知名度が上がった一方、「よく知らないけど、なんとなくキライ」とも言われがちな存在だ。

 子役上がりで、いつまでもどこまでも可憐で女の子らしいイメージが、どうやら同性の嫉妬をかき立てるらしいアリアナ。“ギョーカイのお姉さま方”からの視線も厳しく、エンタメ・ニュースの有名司会者に「テレビで映る角度を気にしすぎてジャマだった」と言われてしまったり、本物・偽物を含めてお尻は大きければ大きいほどよし、というアメリカでの風潮もあいまって、華奢な幼児体型でセクシーダンスを披露するアリアナを、リアーナが失笑して話題になったこともあった(アリアナ側は、「リアーナとは仲良し」と主張しているが)。


 そんなアリアナだが、初の本格的なツアー「ザ・ハネムーン・ツアー」をきっかけに、「ひょっとして、ポップスター界の一軍の中で、最も勢いがあるのではないか?」と評価が高まっているという。

 その要因の1つは、デビューして1年半にもかかわらず、アリーナ級の会場が次々とソールド・アウトしたこと。特に、3月20日と21日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでの堂々2デイズ公演を成し遂げたことは、その実力を表しているだろう。ファンの年齢層が若いからか、チケットの値段設定が低いためだと指摘する声もあるが、アメリカではコンサートチケットの転売が認められており、最終的に一番安いチケットも1万円クラスまで跳ね上がっていた。この原稿を書いている間に、さらに40公演の追加が決定。これは、当初の倍に当たる公演数だ。

 もう1つは、華やかなファンが多いことだ。筆者が20日の公演に足を運んだところ、黒レースやピカピカ光る電球が埋まった“猫耳”をつけたアリアナ・ファンの女の子たちに目が釘付けになった。白人、ラティーノ、黒人と人種はさまざまでも、ロングヘアーと女子力の高いファッションでキメた、クラスの人気者タイプがアリアナを支持しているのだ。音楽のジャンルは違えど、年齢層が被っているテイラー・スウィフトのファンと比べると、見た目への力の入れ様には歴然の差がある。たまに見かけた、子ども同伴ではない30歳越えの女性グループも、見事なまでにセレブ・ファッションに身を包んでいた。アメリカのポップ・ディーヴァの必須条件、オネェな男性ファンに関しては、ビヨンセやレディ・ガガより数は少なかったが、キレイめなファッションは目にも鮮やかだった。アリアナは、案外“肉食派”で、ザ・ウォンテッドのネイサン・サイクスや、ラッパーのビッグ・ショーンなど、歴代の彼氏と交際中にきっちり共演。そのイチャつきぶりで、見ている者に「もうおなかいっぱい!」と思わせるPVを作るタイプである。そういう潔さも、自分に自信のある女子の共感を得ているのかもしれない。

 そして、なんといってもアリアナの決定的な勝因は、その歌唱力。「細い体のどこからあの声が出ているの?」というビッグ・ボイスを何度も張り上げ、激しいダンス・ルーティンの曲や、雲やシャンデリアといった高所のステージセットからでも、ガンガン生歌で聴衆を惹きつけるのだ。

 最新シングル「ワン・ラスト・タイム」はミディアム・テンポのナンバーで、コンサートではイントロが流れた瞬間、会場中から悲鳴にも似た歓声が上がっていたが、録音よりライブの方が迫力満点。聞いている側もヒロイン気分に浸れるドラマティックなアリアナの歌いっぷりは、「恋愛にもご利益がありそう」と感じてしまうほどだった。

 実際にコンサート会場に足を運び、アリアナが「可愛いが正義! 私、モテるけど、何か?」という強気な女子と、その予備軍に支持されている、という真相を知ることができた。誰かさんのように元カレの悪口を曲にしない辺り、アリアナ本人も“賢いイイ女”なのかもしれない。
(池城美菜子)

ダレノガレ明美だと思ってた人は覚えて帰ってね!

しぃちゃん

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