傷口をえぐる過去の記憶と向き合う。元メンヘラ・小野美由紀『傷口から人生。』インタビュー

【messyより】

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小野美由紀『傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』(幻冬舎文庫)

 2015年2月上旬に幻冬舎文庫からリリースされ、瞬く間にamazonで入荷待ち状態になった話題の書『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』(小野美由紀)。同書ではサブタイトル通り、自傷癖のあった中学時代のことや、就活中にパニック障害を発症して就職全滅したこと、大学デビュー後の痛々しい恋愛などが、著者自身の傷口をヒリヒリえぐるかのように鮮やかに記されている。

 著者は25ある章のひとつひとつで小さな「気づき」を得て、ほんの少しずつ剥けていく。目を見て話してくれない母親との葛藤。低すぎる自己肯定感。男からの好意を搾取して悦に入る青さ。時に目を背けたくなる醜悪さを見せる己自身の過去……つまり“黒歴史”は誰でも持っているものだと思う。しかし著者はそれを一切美化せず、エグいままきっちり文字にして対峙する姿勢を見せた。とりわけ「自分が他人を傷つけたこと」を自覚するのは勇気がいる。それを描ききった小野さんに、もっと詳しく話を聞きたいと思った。

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