性暴力サバイバーによる映画『ら』を観て、いま一度考える「被害者の非」

【messyより】

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『ら』は東京・渋谷のアップリンクにて上映中

 正視できず、何度も目を閉じてしまいました。しっかり見ておくべきものだとわかっていながらも、思わずスクリーンから顔をそむけてしまいました。映画『ら』--不思議なタイトルです。拉致の〈ら〉を示していて、この漢字そのものに〈無理につれていく〉という意味があるそうです。実際に起きた連続女性暴行拉致事件をもとに、その被害者のひとりである女性が監督となって映像化した作品です。タクシー内でのレイプ未遂について触れた先週の記事を書き終えてすぐにこの映画のことを知り、観にいってまいりました。

 映画のなかでは3人の女性が被害に遭い、監督が自身を投影した少女「まゆか」は、第一の犠牲者です。アルバイトの帰り、暗い夜道を歩いていて突然、暴行を受け、ガムテープで顔を覆われ、手足を縛りつけられて、車で運ばれていきました。まさに〈運ばれた〉という感じなのです。人格あるひとりの人間を、まるでモノのように扱う男性に、嫌悪感と恐怖が一気にブーストされます。

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