手の込んだ潰し方だこと

DV、妊娠は狂言? 「SS501」キム・ヒョンジュン、愛憎めぐる韓国芸能の“闇と謀略”

2015/03/12 21:00
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「今でも」/Universal Music

 韓流ファンの間で、リダことキム・ヒョンジュンの一連のトラブルが大きな話題だ。アイドルグループ「SS501」のリーダーを務め、また同チームにカタカナ表記で同名の人物がもう1人いるため「リダ」と呼ばれている。

 昨年、交際していた女性へのDV疑惑がマスコミで報道され、今年に入ってからは、その元交際相手が自身の妊娠を告白。マスコミの報道も加熱し騒ぎになっているが、日本のメディアではあまり取り上げられていない。これは韓流の冷え込みという理由からではないという。

「2月に発表したニューアルバムがオリコン・デイリーで2位を、ウィークリーで3位を記録しているほどの大物です。これほどおいしいネタを取り上げないのは、彼の事務所に配慮してのことでは。リダがペ・ヨンジュンを看板とするキーイースト所属だと知れば、誰もが納得するところです」(芸能ライター)

 騒動の第1ラウンドとなった昨年の暴行疑惑。女性は複数回殴られ、骨折したとしてヒョンジュンを告訴。彼は当初、殴ったのは1度だけで、骨折はふざけあった中で起きたものと反論したが、最終的には謝罪し、女性サイドが告訴を取り下げたことで事件は収束した。

「興味深いのは女性サイドの弁護士。彼はサン&パートナーズ法律事務所の代表弁護士、ソン・ジョンムン氏で、『また彼か』と嘆くファンも多かった。2013年2月、当時、旧所属事務所から独立したばかりの韓流スター、パク・シフが芸能人志望の女性を強姦したとして被害女性から告訴されました。シフは合意の上だと反論し、さらに彼女の背後には旧所属事務所代表がいるとみて、2人を名誉毀損等で逆告訴。女性は後に告訴を取り下げましたが、旧所属事務所代表とシフは泥沼状態になり、事件が収まるのに約半年を要しました。このときの元代表側の弁護士が先のソン氏だったんです」(同)

 ヒョンジュンの暴行疑惑にも登場したソン氏だが、事務所ホームページには、クライアントとしてヒョンジュンの所属するキーイーストの名前も大きく記載されている。つまり、クライアントの所属アイドルを告発する側に立っており、かなりやりにくい状況に思え、不自然にも感じる。

「この第1ラウンドにソン弁護士が登場していることに、私はデジャブを覚えました。パク・シフと同じ構図が浮かび上がったんです。つまり、タレントVS事務所&女、という図式です。ヒョンジュンの動きをコントロールするために女が利用されたと考えると、なぜソン氏が起用されているのかが合理的に説明できる。あくまで憶測でしかありませんがね。ただ、その女が“妊娠”をブチ上げるほどエキセントリックだったのは想定外だと思いますよ(笑)」(韓国芸能関係者)

 暴行疑惑事件後、一度は別れ、再び、付き合うようになった2人。年明けにはヒョンジュンが検察から略式起訴されたが、2月に入って彼女が妊娠を公表すると、起訴どころではなくなった。彼女は発言内容がコロコロと変わり、一貫性がない。彼女の言う“妊娠”も疑わしく、狂言なのでは、とも思えてくる。関わってはいけない女性と関わったようだ――確信を持って言えるのはそれだけだ。
(取材・文 嘉山祐樹)

最終更新:2015/03/12 21:00
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