今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

大塚家具のお家騒動、呼称「悪い子ども」に嗅ぎ取る父娘決裂の理由

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大塚家具Facebookよ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎弁慶の泣き所見つけたり
 旧態依然とした大塚家具から、脱却を目指す娘と、しがみつく父か。いやー、経営の話は素人なのでよくわからないけど、どう見ても父親の方が感情的でワンマン、娘が理論的に正しいように見えるが。「悪い子ども」って、肉親との決別を表す呼称として、「兄、勝氏」を上回る強烈さであるな。

「高級家具まとめ買い」という父側の目指すスタイルがまずもうなぁ。彼の思い描く家具感って、「実家にある、ムダに高い家具」のイメージと直結するんである。モノがいいのはわかるんだが、何かこう前時代的でダサい。「100年使えるのよ」って言われても、親亡き後、自分の家には置きたくない。その販売スタイルも、今後もうはやることはないだろう。この父娘どちらの言い分が通るかは、株主総会までお預けらしいが。万が一、父のゴリ押しが通って会社から追われても、娘には「ぜひウチへ!」という企業からの声が殺到するのではないか。シュッとした容姿、語彙の多さ、滑舌のよさは、そこらの女性キャスター顔負けだし、意地悪な質問の凌ぎ方、誰の視線に向けて「お詫び」をするべきかの判断、度胸なども含め、人の上に立つ人間としての資質が優れているのが見て取れる。企業どころか、「ぜひウチから出馬を」という声もかかりかねない逸材であろう。

 ロクな跡継ぎがいなくてお嘆きの企業主から見たら、喉から手が出るほど欲しいはずのデキる嫡子と、なぜここまで決裂したのか。意外と「お父さん、そのアタマ、変よ」なんていうアドバイスが逆鱗に触れたりしたんじゃ……。「言える人間は私しかいない」という、娘の賢明さが、悲劇の決定打となったのかもしれん。当て推量万歳!

◎仮装大賞愛好会も設立か
 アタマつながりで、来日したウイリアム王子が、舛添要一と並んでしまったことで派生した、微妙な感情について考察していたのだが。「欽ちゃん、駒大に合格」の一報が入り、書き進めた原稿を消去して上書きだぁ。

 いやー、欽ちゃんが大学合格目指して勉強していたなんて、私はまったく知らなんだが。これは世間的にはサプライズなのか? 何もかも五里霧中なまま、「認知症対策で受験」「独自の記憶法を編み出す」「コンパで欽ちゃん走り披露予定」などなど、入ってくるキラ星情報をむさぼるばかりである。一番したいことは「野球部に入る」だそうな。「硬式野球部に『お笑いコーチ』として入部希望」だそうな。お笑いコーチて。

 これ、大学は無下にするわけにもいかないし、かといって体育会系として真面目に野球と対峙してるとこに、突然「欽ちゃん」を持ち込まれても。駒大野球部の戸惑いと不安は察するに余りあるな。映画みたい。欽ちゃん側から描くか、野球部側から描くかで、まったく違う話になると思うが。できれば私は野球部側から描かれた話が見たいな。

 復帰ライブ以来、何も話題にならない山本圭壱であるが、これでやるべきことは決まった。頑張って駒大合格、後追って野球部入部だ。そこまでやったら欽ちゃんも「頑張ったんだからさぁ」と胸襟を開いてくれるはず。

 その時の駒大野球部のさらなる戸惑いと不安は、我々余人にはもう図る由もないが。

◎でもきっと懲りない
 ダルビッシュ有の投球練習を見学の山本聖子。いやぁ、「エース選手のカノジョ」の面目躍如。紗栄子の時は、こういう場面で、得てして「エースの男に選ばれた私」のオラオラ感が過剰に感知されたが、聖子の場合、それとはちょっと違い「エースの男を支える私」というニュアンスが漂う。立ち位置としては「彼女兼敏腕マネージャー」か。私は単なるお飾りじゃなく、彼の一番の理解者ってことでひとつ宜しく。了解致しました。

 羹に懲りて膾を吹くように、過剰なまでに「お飾り感」ゼロの相手を選んだ印象のダルビッシュ。その膾を見るたび、前の羹がどれだけ熱かったのかを、あらためて共有する感がある。吹いてくれ、気が済むまでと思う。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、1月16日に新刊『今井舞がゆく! 気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)発売。

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