角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第82回

「今」の幸せがほしいから、35年住宅ローンのためにワーママは今日も働く!

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娘が考える将来オープンする飲食店のロゴ。経済書に「お金持ちは自分が行く店がほしくて飲食店を作る」と書いてありましたが、娘も同じ気分なのでしょうか

 保育園では新年度の準備中。4月に入園してくる子どもの事前面談の予約や連絡が入ってくるそんな時期です。今月末に連絡事項を一斉メールをする予定でしたが、「入園予定の○○です、入園ほんとに大丈夫ですか?」といった連絡が結構あり、娘の学校行事と照らし合わせながら、すでに面談の予定を組み始めています。

 娘の予定があるときに面談を希望する方がいた場合、「その日は別の方のご予約がございまして……」とやんわり別日にしてもらいます。仕事していると娘に我慢させることが多いので、学校行事や春休みにこどもと遊びにいく約束をした日はどうしても優先してあげたいですね。こんな時、フルタイムのママはどうしているのかな? 娘の通う学校の中には「仕事で入学式も出られなかった!」と言っていたママもいました。その方はバリキャリなので、シッターさんを住み込みに近い感じで雇っているそうです。

 仕事を持っている女性は、自由にお金が使える反面、つらいことも多いですよね。朝5時半に起きて、子どものお弁当を作って、犬の散歩をして、家の掃除をして(私の場合、超キレイ好きなために時間&手間を掛けまくり)、洗濯をして、ゴミ出しして、身支度して出勤して、仕事して、子どもの習い事のある日は早めに仕事を片付けて(翌日にしわ寄せ)、夕飯作って、風呂入れて、勉強をみて、それでいて美容院やネイル、まつげのケアに行ってないと、夫から「どうしたの?」と言われそうだし、保護者の目も気になります。妊娠中もキレイにしていたので、それが普通だと思われているのでしょうね。

 自分でもBBA化が恐ろしいので、加圧トレーニングをして成長ホルモンを出し、脂肪をつけないようメンテナンスして、5カ月に1回は目元にボトックス注射のお力を借りて、なんとか生きているわけなのですが、体調が悪い時など「助けて!」と叫びたくなる瞬間がありますよ。

 12リットルの水を玄関から2階のリビングに運ぶのも私、婿は家事の全てが終わった後、缶酎ハイを飲みながらほろ酔いで帰宅。どこの家庭でも同じなのだと思いますが、女の負担がやっぱり大きいですよね。うちは、婿が朝途中まで娘と一緒に行ってくれるので(ランドセルを掴む変な男に2回襲われたため)、いい父親だと思います。「家事を業者に頼まないのはバカ」といった主旨のツイートをした人が炎上したそうですが、分譲マンション(ローンなし)を売却して、土地を買って家を建てた(ローンあり)身としては、自分で掃除しようと思うのでした。マンションの時は、優雅に掃除を頼んでましたけどね。

■35年ローンという重荷の“メリット”

 35年ローンは長いけど、ローンは一括で家が買えない人のタイムマシーン。35年後に家を買えたって、娘はオバちゃんになってるし、私の母はとっくに死んでいます。「今」家がほしいわけで、それに伴う多少のことはなんとかするしかないのです。郊外や高台ではない土地を買えば(高台は擁壁代がハンパなくかかり、その金額は湾岸エリアのマンションが購入できるほど)ローン無し人生になったのですが、一度、閑静な高級住宅街の高台の物件を見てしまうとジ・エンドです。まー、銀行が返済できる金額と判断して貸しているので、働ければなんとかなりますが……。保育園の価値を上げて高額で売らない限り、私は「早期引退」はできなくなりました。

でも、たまには弱音を吐かないと周りがつらくなっちゃうよ

しぃちゃん

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