嵐の音楽性は“アダルト”と“デジタル”の融合へ 近作のサウンド傾向を読む

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2015年の第一弾シングルの発売が決定している嵐。

【リアルサウンドより】

 2013年にリリースされたアルバム『LOVE』について、私はかつて「メンバー全員が30代となり、落ち着いた大人の魅力を全面に打ち出したアルバム」と評した(参考:嵐を音楽面で引っ張る大野智の歌唱力 ミュージシャンも太鼓判を押すテクニックとは?)。「踊れる曲」というよりは「聴かせる曲」が中心、ミドルテンポでアコースティックな音をふんだんに取り込んだアルバムだった。そのため今後の嵐の作風はこのようなアダルト寄りに移行していくと予想したが、いい意味でその予想は裏切られた。なにせ次にリリースされたアルバムのタイトルが『THE DIGITALIAN』(デジタル人間)なのだから。そこで今回は2014年にリリースされた楽曲を改めて振り返りながら、嵐の「現在の音楽性」について考察していこうと思う。

 2014年にリリースされたシングル3枚はある意味でどれも「嵐らしさ」全開の作品だった。『Bittersweet』はアップテンポのダンサンブルなナンバー。『GUTS !』は元気いっぱい合唱ソング。そして『誰も知らない』は嵐の十八番であるミステリアス・ポップ。しかし収録曲も含めた細部を聴きこめば、それが単なる王道回帰ではないことが理解できるだろう。

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