[女性誌速攻レビュー]「婦人公論」2月10日

「婦人公論」に武田久美子登場! “子どものため”の大義名分で自らの首を絞める完璧母たち

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「婦人公論」(中央公論新社)2月10日号

 今号、特集の前にまずは「井上真央×檀ふみ どっちが先にお嫁に行くかしら?」を見てみましょう。NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』の親子役で20年ぶりの共演を果たしているという2人。同作は視聴率的には苦戦が報じられておりますが、現場は和やかに撮影を続けている様子。檀が「真央ちゃん、今回ホントに素敵な男性陣に囲まれてうらやましいわ。イケメン天国じゃない。(笑)」といえば、「もちろんイケメン揃いですが、皆さん、ドラマへの取り組み方がものすごく真面目なんです。女性陣とは他愛もない会話ができて楽しいんですけど、男性陣は、休憩中でも何かと言うと、『松陰先生の考え方はね』とか『あの時代の男たちはこうだから、自分の役はこうした』とかって、熱く語り合っていて……」と井上。伊勢谷友介がドヤ顔で松陰先生を語っているのが目に浮かびますね。

 タイトル通り、どちらも“独身女性”として嫁入りトークも展開しています。共演者にお礼状を送ったり、家の食事も自分が作っているという井上を褒めたたえた後、「私、数年前、『おせちが完璧にできるようになった時点で、どこにでもお嫁に行けるわ』って言ってたけど、30年遅かったかしら(笑)」で落とす檀。出た! 伝家の宝刀「嫁にもろてぇ~! おっきがぁるに~!」(若井小づえ・みどり)! 井上相手にも、その謎の行き遅れキャラを全うしていました。今後、相方・阿川佐和子との“嫁にもろて芸”にますます期待ですね……って、なにを?

<トピックス>
◎井上真央×檀ふみ「どっちが先にお嫁に行くかしら?」
◎家族ゆえの苛立ちを抑える私の秘策は
◎武田久美子「離婚してよかったのは、嫌いな人の顔を見なくてすむこと」

■こっくりさんで息子の破局を願うのが前向きスイッチ?

 さて、今号の特集は「前向きな心で生きるシンプルな法則」です。リードには「家族にイライラしたり、人づきあいに疲れたり。気分を波立たせることが押し寄せる毎日であっても、サッと気持ちを切り替えて明るく過ごしたいもの」とあります。特集冒頭のインタビューは作家・唯川恵の「自分に勇気をくれる“お守り言葉”を胸に」。うつ、失恋、仕事の不調、親の介護……「不運が訪れると、次の人生の扉が開くんだ」「どつぼにハマってどん底だった時期、すべてが今の私をつくっている」という“お守り言葉”が自分を支えていると語っています。

 このようなストレスへの対処法、切り替えスイッチのようなものがあれば多少の困難も乗り越えられそうですが、現実はなかなかそう簡単にはいかないようです。ルポ「家族ゆえの苛立ちを抑える私の秘策は」には、「イヤでも簡単に離れるわけにはいかず、憎みきれるわけでもない関係」である家族との諍いとその対処法が書かれている……はずですが、これがなかなかホラー。例えば会社経営の夫が従業員と不倫していたという46歳女性。夫が家に一切の金を入れなくなり、自らが仕事に出て家計を支えるも生活は貧しく、姑に相談したところ「嫌なら別れなさい」の一言。さらに夫が交通事故で意識不明になると、「あんたが女のことで責めるから追い詰められて事故を起こした!」と責め立てられる始末。そんな彼女が実行していた気分転換が「粗塩を使い、お風呂で自分をいたわるように全身をマッサージすること。そしてもうひとつが、ただ水を飲むこと。一口ごとに自分が“浄化”されるように感じた」。なんというレベルの高さ。

檀ふみ先輩に、その芸風を押し付けた世間の無責任さね!

しぃちゃん

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