[女性誌速攻レビュー]「ar」2月号

ド根性美容、尽くすダッチワイフ論、自己満足のバレンタイン……「ar」のモテ思考がツライ

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「ar」2015年2月号(主婦と生活社)

 今月号のテーマは「なれる! チュルピカ肌」。「美味しそうなフェロ肌さえあれば、無敵だわって思うの」と表紙に銘打ったスキンケア特集号となっています。表紙&巻頭グラビアは、榮倉奈々。榮倉奈々って色黒で健康的なイメージがあったのですが、表紙の写真はライトによって、人形のように白光りしています。やっぱり白がいいんですかね。「ar」の肌の色みや質感に対する強いこだわりが感じ取れる今月号。では中身を見てみましょう。

<トピック>
◎美肌人、密着24時
◎肌に触れるものはうっとりの法則
◎バレンタイン応援隊、結成!

■ホコリを払ったくらいで輝けば苦労しない

 スキンケア特集の「美肌人、密着24時」という企画を見てみましょう。いろんな人が起床から就寝まで1日の肌ケアを語っているのですが、その「いろんな人」というのが、ライター、美容ライター、フリーランスPRのほか、元ミニスカポリスで現在はドッググッズデザイナーの大原かおりという、なんだかよくわからない人選。さらに、タイムスケジュールも雑で、朝食は書いてあっても昼食・夕食はすっ飛ばしてあったり、帰宅後にわざわざブラシで顔のほこりを落とすという謎のこだわり派がいるかと思えば、大原かおりは朝晩の入浴後のボディケアだけしか書かれていません。これのなにを参考にしろというのでしょうか。だいたいみなさんそんなに肌に気を使っているのなら、24時からお灸を始めたりしてないで早く寝た方がいいのでは?

 「肌フェチ女のフェロ服・フェロ肌」という企画では、生足+ショートパンツにシースルーのスカートを合わせたり、背中丸出しにしたり、腹を見せたりと、セクシーな肌見せ服でモテるための美肌意識を煽っています。「顔はとびきりかわいくなれなくても、肌は努力次第でいくらでもキレイになれる」という思想は女性誌にありがちではありますが、「ar」はそこに男目線を入れて (=セックスを連想させて)、「男に抱かれたいなら肌を磨いて露出すべし」と、ひたすら読者に刷り込みをしていく。実際は、肌だって努力だけでは、そんな簡単に劇的にキレイになるものではありません。努力と根性があれば全てを乗り越えられる、理想の自分になれる……昭和のスポ根ドラマかよ!

■どんなに可愛くても男に選ばれなければ意味がない

 「肌に触れるものはうっとりの法則」では、女子ウケするピンクや水色の小物や花柄の下着など甘めのグッズを紹介。とことん女子の世界に浸っているのかと思いきや、途中から対オトコの話に転換します。いわく、

「シミ・体毛・色むらのない体」の刷りこみは女性誌最大の罪

しぃちゃん

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