[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」2月号

玉の輿結婚にあぶれた女の巣窟? 高齢化した「CLASSY.」で“35歳”企画

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「CLASSY.」2015年2月号(光文社)

 前号では突如「女子問題」を取り上げ、にわかに「あのCLASSY.がそっち路線に!?」とウォッチャーを騒然とさせた同誌。今号は特集「冬を乗り切る5大デイリーブランド宣言!」がキてます。なんと60ページ丸ごと「ZARA」「GAP」「UNIQLO」「PLST」「無印良品」というファストファッションのみ。2月号というオシャレ狭間の時期だからこそできる英断でしょうが、しかしまぁ巷で言われるほど「CLASSY.がファストファッション!?」って驚きではないですよね。巻き髪バーン! FOXEYのワンピでドーン! というイメージも今は昔。この特集を見ても、バッグや靴はハイブランドにして“安い服を高く見せる”という野暮ったい狙いはなく、どちらかといえば“当たり前の日常服を当たり前に着る方法”を伝授しているという感じです。上世代の方からは「あらあら不景気ってイヤねぇ……」というため息が聞こえてきそうな特集ではありますが、服装で自分をランクアップするという発想が、そもそも今の「CLASSY.」世代にはないのかもしれません。

<トピックス>
◎特集 冬を乗り切る5大デイリーブランド宣言!
◎今年顔ブーツであったかオシャレな1月の着回しDiary
◎集中連載オンナの曲がり角「35歳」を乗り越える

■「落語が趣味」というアラサー女性に漂う地雷臭

 いつもオシャレに着飾って、仕事中もイイ男探しに余念なく、週末は合コンで、付き合ったら遊園地、一年たったらハネム~ン~……なんていう広瀬香美センセイ的思考からは徐々に離れつつある「CLASSY.」。それも少し寂しい気がしますが、その辺りの変化著しいのがおなじみ着回し企画です。今号は「今年顔ブーツであったかオシャレな1月の着回しDiary」ということで、ロング、サイドゴア、ブーティー、ムートン、エンジニアの5足で1カ月を過ごす“あったかオシャレ劇場”。ちょっぴりムレムレの予感……。

 今回の主人公は「お菓子好きが高じてOLを辞め、代官山の裏通りに小さな焼き菓子店『SAKIBAKE』をオープンして3年の沙樹」。元OLが代官山に店……ほのかに甘いパトロンの匂いを感じずにはいられません。そもそもこの方、インテリアも手作り、仕入れから製作、販売、カフェへの納品まで1人で行っているようで、とてもじゃないけどオシャレブーツで恋するフォーチュンクッキーしてる暇なさそう。あ! また着回し企画にツッコむという無粋なことを!

 とまぁ、趣味を仕事にして毎日がんばる沙樹ちゃんですが、自分磨きにも余念がありません。休日や閉店後は店からほど近い代官山蔦屋書店で海外の料理本を探し、演劇をやっている友人の舞台を見るために下北沢の小劇場へ通い、陶芸のワークショップをこなし、学生時代の友人と毎月行っている“落語の会”を楽しむ。着回し企画なのに一切色恋沙汰が登場しません。小劇場とか落語とか、「CLASSY.」女子が100%好まなそうな(※筆者の偏った見解)趣味にいそしみ、陶芸のワークショップとか、そのワークショップで出会った料理研究家が主催する本格的なインド料理のレッスンとか、悲しいほど向上心にあふれる女性が、恋の駆け引きをほとんどすることなく、店の常連客であり和スイーツマニアのイケメン男性と恋に落ちました。足元の写真ばかり見てたら、いつのまにか告白されてましたよ……。

このままだと「CLASSY.」から「婦人公論」にいっちゃうな

しぃちゃん

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