角川慶子の「シロウトで保育園作りました」第80回

子どもの冬休み中は仕事三昧、早期幼児教育を実践する保育園を監修しました

2015/01/17 16:00
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音羽の坂こども園の窓に貼ったオープン予告。早くも問い合わせが入っています

 みなさま、大分年明けから日にちがたってしまいましたが、あらためましてあけましておめでとうございます。私は、娘が冬休み中の上、日中は民間の学童に通っているので、調子に乗って仕事三昧の日々を送っていました。3学期になると、また超早起き生活が始まり、夜の10時には電池切れで就寝という毎日になります。普段はドSなのですが、仕事に関してはMなので、仕事に追われてどーしよう!! みたいな感覚がたまらなく好きだったりします。

 仕事といえば、12月に私が「監修」として着手した保育園が、かなり具体化してきました。今年の4月1日にオープンします! 江戸川橋の駅から2~3分。お散歩コースは、椿山荘の庭園です。この場所は、気の流れがとても良く、保育園のすぐ裏にある鷺坂(さぎざか)は、めちゃくちゃパワーがあるので、「音羽の坂こども園」と名付けました。今、お金があれば、直営でやりたいくらいのパワースポットなので、きっと成功すると思います。

 その証拠に、内装工事がまだ始まる前から園の窓に「保育園オープン」の張り紙をしたところ、入園希望の問い合わせが20件以上も入り、急きょ見学会を行うことになりました。この「予告」の張り紙は、お金が掛からない上、反響があることも「駒沢の森こども園」でわかっていたので、早速やってみたわけです。場所は違いますが、同じ反応でよかった。「場所は違う」と書きましたが、角川マーケティング調査によると、音羽と駒沢公園周辺の子育て世代は同じような層なので、同じ方式が通用するのだと思います(音羽の方が地代が高いです)。

■園長は作るべきかどうか、私の考えは……

 保育園を始める上で、最も重要なのは人材です。今回も神がかり的なタイミングで、友人にとてもいい保育士(ちなみにタレント)を紹介してもらったり、そのほか数人すでに決まったりしています。あと1人、看護師資格などの有資格者を採用したいなといったところです。お受験教育ではなく、あえて早期幼児教育をする保育園を目指しています。理念は、駒沢の森と同じく「強い体、強い心、優しい心、生きる力を培います」。

 今月から、保育スタッフ&調理&事務の全員が、駒沢の森での研修を始めます。なんとしても育成しないと、子どもが集まったところで、離れていくのが目に見えていますよね。私は園児を集めることはできますが、日々の保育はやっぱり現場。「○○先生、嫌い」と子どもが言う保育園に、親は通わせませんよ。ドライと言われようと、人気のない先生はどんどん切るべきです。

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