[ジャニーズツッコミ道場]

下ネタ・ハゲネタへの対応に現れた、SMAPメンバー間の緊張感と不思議なバランス

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木村さんは顔だけじゃなくて性格もデキすぎてる

 今回ツッコませていただくのは、毎年恒例企画、12月23日放送分『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)で見せた、SMAPメンバーたちのピュア度&下ネタ耐性の個人差。

 「さんまとSMAPの黒いうわさ」というテーマで、最後に登場したゲストは、ビートたけし。キムタクや中居正広にはそれぞれ「ローラはダミーで実は浅香光代とデキている(※実はこれは後に出る坂上忍の『子役時代に浅香光代と寝た』のためのネタふり)」「泉ピン子とデキている」などの、ある意味無難なネタを投入していた。ほんの前フリである。稲垣吾郎にも、この日散々話題になった「ヒロくん(稲垣と友達以上の関係という50代男性)」ネタを使ったイジリをしていた。だが、問題は、グループ内で最もピュア度の高い草なぎ剛&香取慎吾へのイジり方だった。

 まず草なぎの黒いうわさは、コレ。

「タモリと仲がいいのは遺産目当て」

 おそらく日本中の視聴者が笑い飛ばすネタなのに、1人だけ笑えてないのは、草なぎ本人である。赤面して額から妙な汗をダラダラ流しながら、顔を引きつらせて苦笑していると、さらにもう1枚フリップがめくられる。

「実はタモリの隠し子」

 みんなの笑いの中、やはり草なぎ本人だけがダラダラ汗をかいて赤面している。そんなピュアすぎる草なぎを心配してか、隣に座る香取が何度か背中を軽く叩いてあげている姿が、ちょっと印象的だった。しかも、実はまだここはオチではない。続いてのターゲットは、香取慎吾だ。「アレがデカい」。

 このシンプルな下ネタに、笑顔が消えたのは、香取と草なぎ、稲垣だった。

 稲垣はスタイリッシュ(?)で、草なぎはピュアで、香取は幼い頃からジャニーズしか知らずに育った純粋培養で、それぞれ下ネタNGなのかもしれないが、そんな凍りついた空気をいち早く読んだのは、オトナ対応のできるキムタクだった。とっさに立ち上がり、体ごと香取の方を向いて、大袈裟に爆笑し始める。続いて中居も立ち上がって爆笑し、「ここ、笑うところ」という合図を出しているようだった。

 それでいて、たけしが「昔、風呂で、ビートきよしのアレがオレの顔に当たって」という汚い話をすると、凍りついていた面々が大爆笑。草なぎなどは、声を出して笑っていたほどだ。この違い、一体何なのだろうか。おそらく同じ下ネタでも「うんこちんちん」系の「小学生ちんちん話」はOKで、「セクシャル」系の「オトナちんちん話」はNGなのだろう。

 個人の美意識を持つ稲垣を別として、一般的に「ジャニーズ」的ビジュアルのキムタクと中居が、ジャニーズらしからぬ「オトナちんちん話」を平気でするのに、あまりジャニーズっぽくない大食い小太りキャラ・香取と、天然天才・草なぎがジャニーズらしく拒否反応を示すというのも、このグループの奥深いところだと思う。そして、最も「オトナちんちん話」がムリそうに見える香取に対して、ピンポイントにイジってくるたけしは、本当に悪いおじさんだ。

 ちなみに、12月29日放送『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP 20周年大感謝祭』(フジテレビ系)では、ダウンタウンがSMAPに毛髪ネタを振るという衝撃的シーンが見られた。松本人志が、白髪隠しが面倒でシルバーに染めたという話題からの流れだが、とにかく正直者の草なぎは「(ドラマで)ダイエットしたとき、髪が細くなってしまったんですけど、とある事情で(※もちろん例のアレ)お酒を5年くらいやめていたら、髪が戻りました」というスレスレの話をまっすぐな目でしていた。

 その一方で、中居は、しれっと他人事のように「ハゲの白髪は見てられない」などと話していた。SMAPがスゴイのは、何年たってもグループ内でこうした不思議なバランスが成り立っていることだと思う。下ネタ・ハゲネタひとつとっても、グループがみんなお約束のリアクションを取ることだってできるだろうに、常に「個」の反応をするから、緊張感が常にある。

 グループを牽引してきたのは間違いなくオトナ度の高い2人(木村、中居)だが、その一方で、常に大きく別の方向に引っ張る人を抱えていて、だからこそ、小さくまとまらず、何年たっても新鮮なのかも。
(田幸和歌子)

年を経るごとに輝くつよぽんの奇跡性

しぃちゃん

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