[女性誌速攻レビュー]「VERY」1月号

「VERY」が目指す“女に好かれる女”の指標に感じた、結局男モテ目線の罠

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「VERY」2015年1月号(光文社)

 女性アイドル好きの女の子が増え(しかも可愛い子が多い)、昨今の女子大生は身近な友達のスタイルにあこがれを持つのか、背格好も顔も似た感じの女の子で固まっている写真をよくSNSなどで見かけます。そんな傾向を見るに、今「女が女を好き」というトレンドがきているなと思っていたのですが、目端の利く「VERY」(光文社)は、今月号で「主婦こそ“女が好きな女”でいたい」という大特集をしているではありませんか!

<トピック>
◎主婦こそ“女が好きな女”でいたい!
◎桐野夏生『ロンリネス』
◎辻村深月『クローバーナイト』

■「女に好かれる女」像から見えてくるもの

 今の「女が女を好き」という空気には、2つの流れがあると思います。1つは、『アナと雪の女王』に代表される、「男なんかあてにならない」「結局、共感できるのは同性だった」という気付きによるもの。そして、もう1つは、女を敵視しているような女は、性格が悪くて男に嫌われて不幸になるという、人の目を意識したものでしょう。実際には、その2つが、本人も意識していないところで混在しているのが現状かと思います。では、「VERY」のいう「女に好かれる女」とはどのようなものなのでしょう。

 特集の冒頭に「“女の園”で人気者になれば、家族に円満なコミュニティが約束されるだけでなく、私たち自身にも幸せと充実がもたらされます」とありように、どちらかというと、後者の「マウンティングしていると不幸になる」から、女同士で仲良くしようという理由から生まれた考えに近いのではないでしょうか。

 また、「同性が同性を見る目は厳しい!だからこそ、“女が好きな女”でいることほど難しいことはないのです」とも書いてあります。そして、「普段も素敵、意外性も素敵、オシャレも素敵!三拍子揃ってこそ、女は女に支持されるのです」というだけに、「女に好かれる女」は同性からの厳しいジャッジを潜り抜けければならないようです。つまり、女に好きになってもらうことで、自分のステイタスやカーストも上がる……ということでしょうか。

「別に好かれなくてもいいじゃん」は愚かな意見なの?

しぃちゃん

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