お茶の間目線のツッコミ

テレビ関係者が絶賛、『イッテQ!』『月曜から夜ふかし』ら人気番組“ナレーション技”

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『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)公式サイトより

 今や他局の追随を許さない「日曜夜の日テレ」。『笑点』から始まり、『真相報道バンキシャ!』『THE!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』『有吉反省会』まで約5時間にわたって10%以上を必ず連発し続ける枠だ。最近ではその好影響が、一時は5%台と低迷していた『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』にまで波及し、8~9%台まで回復しつつある。

 その「日曜縦ライン」の中で『DASH』と1位、2位を争う人気番組が『イッテQ!』。11月30日の放送では21.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)、12月7日も20.2%という驚異の高視聴率を記録している。

 その人気の秘密を、業界関係者はこう分析している。

「『イッテQ』の面白さは、実はナレーションの面白さにあるともいわれています。もちろん大前提として、出演者のチャレンジはありますが、その上で、そのロケVTRを料理して面白く作り上げるディレクターや、絶妙なナレーションを書く放送作家のセンスによるところが大きいのでは。ただ、それでもナレーションがつく前のVTRは、絵でいえば、鉛筆でデッサンしただけの状態。それを色鮮やかに仕上げてくれる絵筆の役割を果たすのが、いわばナレーターの声なのです」

 ちなみに、『イッテQ!』のナレーターは主に2人いる。1人は、総合格闘技イベント「PRIDE」のナレーションで知られた立木文彦。もう1人は、かつては『あいのり』(フジテレビ系)や『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)といった往年の名番組、今では『秘密のケンミンSHOW』『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』『誰だって波瀾爆笑』など日テレ人気番組の屋台骨を声から支える真地勇志だ。

「今、新しい番組が立ち上がったら、ナレーター候補として1番目に挙がるのが立木さんの名前。『イッテQ!』効果だとは思いますが、“数字を持ってる声”といわれています。また真地さんは、もともと俳優志望の方。ですからナレーターとして活躍している今も『声を演じている』と言ったらいいでしょうか、番組によって声質を微妙に変えているのは、演劇で鍛えられた賜物だと思います」(同)

 番組によって声を変えるのは、スタッフ側の要請でもある場合も。

「『ロンドンハーツ』や『アメトーーク!』(共にテレビ朝日系)でおなじみのナレーターである佐藤賢治さんは、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)では少し堅めの声色にしています。また、『もしものシミュレーションバラエティーお試しかっ!』(テレビ朝日系)の企画『帰れま10』で、ベテランナレーターの垂木勉さんによる、『とろーり卵とチーズのオムライスは、入っているのか!?』『第28位ィィィ~~~!!』といった、オーバーな絶叫ナレーションなども、番組の意向によるもの」(同)

 「帰れま10」のナレーションは、ダウンタウン・松本人志が一時期マネしていたが、ほかにも特徴のある声の持ち主は多い。

「『プロジェクトX』(NHK)の田口トモロヲさん、『世界ウルルン滞在記』(TBS系)の下條アトムさん、『ぶらり途中下車の旅』(日本テレビ系)の故・滝口順平さん、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)の若本規夫さんなども、一度はマネしたい声かもしれません」(同)

 また、普段は俳優として活躍している面々の中にも、声優やナレーターとして定評のある者も多い。

「渋い声の遠藤憲一さんは、映画のCMには欠かせない存在です。また、女優で人気が高いのは、学習塾『栄光ゼミナール』のCMナレーションなどで知られる中嶋朋子さん。『世界ふれあい街歩き』(NHK BSプレミアム)でもおなじみです。意外なところでは、グッチ裕三さん。キャラクターはクドい方ですが(笑)、語りはやさしい。渡辺徹さんもバラエティで見せる顔とは打って変わって、落ち着いた声が人気。『地球ドラマチック』(NHK Eテレ)のスタート以来、ほぼ毎回担当しています」(同)
 
 己の声のみで番組を面白くするナレーター。自分だけのお気に入りの「声の匠」を見つけてみてはどうだろうか。

『渡鬼』の石坂浩二こそ匠

しぃちゃん

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