[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」1月号

鉄オタ女子、「女子」呼称問題……遅れてきた「CLASSY.」の女子の自意識は、やはり男目線

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「CLASSY.」2015年1月号(光文社)

 “コンサバ女性誌”の旗手として、常に「結婚できる服」を模索し続けてきた「CLASSY.」。しかし「巻き髪、ヒール、白ワンピ」という三種の神器は昨今のこなれブームで消滅、髪は寝癖のようなくしゃくしゃヘア、足元はコンバース、ロゴTにスウェットと、慣れないカジュアルに必死に食らいついてきました。しかしファッションのテイストが変わろうとも、「CLASSY.」を貫く精神性は変わらないとあらためて確認させられたのが、今号の「思わず抱きしめたくなるニット図鑑」と「出会いの万能服は“ニットワンピ”しかない!」。

 こなれファッションでもニットは必須アイテムですが、ここに「男のコがギュッとしたくなる柔らかな手触り」というテーマを加えてくるのは、さすが「CLASSY.」。ちなみにギュッとニットの3大定義は「優しげな柔らかさ」「鎖骨がキレイ!」「ヘルシーなボディライン!」だそうです。一方ニットワンピページも「読者調査からわかった、CLASSY.世代の男のコはみんなニットワンピが好きという事実」という怪しげな母集団発の「CLASSY.」らしい企画。1枚のニットワンピを「派手め男子とレストラン合コン」「マジメ男子とホームパーティ」「体育会系男子とBBQ」「オシャレ男子とカジュアルビストロ」の各シチュエーションでどう着こなすかを指南しています。着たい服の根底にある、清々しいまでの男目線。しかし、どのシチュエーションも字面を見ただけで、気遣いを求められそうな場ばかり。本気のモテ志向は、チャラチャラとは程遠い、試練と苦難の人間修行であると教えてくれる「CLASSY.」よ、永遠なれ!!

<トピックス>
◎思わず抱きしめたくなるニット図鑑
◎特集 これで完璧! 「こなれカジュアル」冬じたく
◎あなたが結婚できないのは“女子”だから!?

■“女子なのに鉄道好き”が3周遅れで「CLASSY.」に降臨

 今号の特集は「これで完璧! 『こなれカジュアル』冬じたく」です。寒いからって重ね着しすぎて着ぶくれしてない? コートとブーツの組み合わせは合ってる? こなれて日の浅いそんな「CLASSY.」女子たちに正しい冬のこなれ方を教示する(そして消費させる)この企画。この中で特に注目したいのが、「冬の結論アイテム20で12月の着回しDiary」。今月の主人公はなんと鉄道オタクこと、鉄オタです。

 「父親の知り合いの会社で、事務兼秘書として勤務。身近な友達、家族しか知らないが、密かに鉄道マニアで撮り鉄&乗り鉄」というプロフィール文に不安しか感じません。こなれスタイルのバッチリ決まった女性が鉄道イベントでキャッキャしている後ろに、ハイウェストジーンズとハイテクスニーカーといういかにもオタファッションな東出昌大風イケメンが望遠カメラを首からぶらさげています……。現場にこんな美女もいなけりゃ、こんなポテンシャル高いオタクもいないいない! いるはずない! 着回し企画に最も無粋なマジツッコミをせずにはいられない!

 ストーリーは「鉄道イベントで一緒だった人と会社でばったり会う→鉄オタということを会社の人にバラされる→ムカつく! でもなぜか気になる→デートに誘われる→やっぱり気になる→デートをドタキャンされる→ムカつく! でもなぜか気になる(その2)→寝台特急カシオペアのチケットをもらう(ドタキャンはこのためだった)→幸せ」。しかしストーリーより、なによりなぜ今鉄道女子? その周回遅れ感は計算なのか、ただの天然か……。

そんなベタな“女子”は存在しないのに、勝手に怒るなんてご苦労さま

しぃちゃん

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