今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

生活苦ネタで食いつなぐ髭男爵・ひぐち君に教えたい、月収エピソードの正解と間違い

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『髭男爵/ルネッサンス~逆に聞こう!! 何が面白い!?~』/ビクターエンタテイ ンメント

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎最大の一発屋?
 イベントで「先月の月収は18万」と嘆いていたという、髭男爵のひぐち君。いやいやいや、ひぐち君なのに18万もらえてるって、逆にすごいと思うが。「月収18万」て、確かに高くはないけど、ほとんど見なくなった一発屋芸人が、自らの困窮ぶりを訴えるときに口にする額としては、いかんせん中途半端というか。ウソでもいいから「3万円」とか言っときゃいいのに。そういうとこがさ。このクオリティで18万か。やっぱ高いぞ。このテの「売れない人」の話を耳にするたび、頭に浮かぶのは内海光司だ。今、ジャニーズ事務所から、いくらもらって、どんな暮らしをしてるんだろ。本当に、リアルな話で。

◎テコ入れするなら……
 『ヨルタモリ』(フジテレビ系)。タモリが関西の中小企業の社長って設定はあれ、いつまで続くんだろう。あれやるんなら、ほかのゲストも「瀬戸内海で風力発電に携わってます(井上陽水)」とか、「浅草橋でクリスタルビーズの問屋卸をしています(上戸彩)」とか、みんな職業設定で遊んでくれればいいのに。んで、中川家レギュラーにしてくれないかな。タモリの往年の芸風に一番近いの、中川家(特に礼二)だと思うんだが。一度でいいから、このコラボが見てみたい。タモリと中川家が組めば、中華料理店の厨房とか、東大阪の町工場の寄合とか、ツアー旅行の団体客とか、テレビ局のベテラン裏方とか、それこそもう何千通りもコントができるはず。あー、見たい。

 あと、天海祐希出ないかな。出ないんだろうな。出たところで、こっちは単なる出オチだが。

◎小顔エクササイズにも
 「視聴率は、気にしない」「徹子の部屋は100歳までやる」か。徹子の目の黒いうちは、テレ朝のお昼は、死に体としてあきらめるしかない、って話か。やっぱり12時の時報と共に、浅香光代と世志凡太が映るような画ヅラは、ほとんど異次元だもんな。なんで正午に移しちまったか。本当にあれ、100までやるぞ。

 といいつつ、実は滑舌がちょっと心配な最近の徹子。見ていると、口まわりの筋肉はきちんと働いているのだが、舌がそれについて行けてない様子。皆さんも、口の周辺をしっかり動かしながら、舌の動きだけを愚鈍にすると、あの徹子の「ハキハキしているようで、モタッとしたダマの残る不思議な滑舌」が再現できると思う。秋の夜長、ぜひお試しを。

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

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