[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」11月号

「CLASSY.」がコンサバの三種神器「ヒール・コテ・白ワンピ」を斬り捨てた!

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「CLASSY.」2014年11月号(光文社)

 今号の「CLASSY.」、特集は「ベーシックを見直す秋が来た!」です。リードには「昔、学校の先生や親に口を酸っぱくして言われたこと――。それは、基本が大事ということ」とあります。「CLASSY.」女子たちの「基本」、それは“いい男と結婚すること”だと思うのですが、前号は、“30daysで気になるアイツから絶対告られる”でおなじみの着回し企画がまさかの友達止まりで、「世の中そんなにうまくいかない」ことを悟ってしまった、非常にらしくない「CLASSY.」でした。そこからの「見直す秋」。もしかしたら、それはファッションだけではないのかもしれない。生き方、男選び、仕事への姿勢、将来設計……いやいやそんな「CLASSY.」見たくな~い! という「CLASSY.」ファンも多いことでしょう。しかし「見直せ」は女性誌用語における「もっと買え」。「これだけ揃えればこなれカジュアルも大丈夫!」なんて特集組んだ後に、しれっと「ベーシックを見直す秋」とか言っちゃうんだから、女心と秋の空ならぬ“女性ファッション誌と秋の空”。ニッポン経済回していくため腐心する「CLASSY.」ベーシック特集をさっそく見てみましょう。

<トピックス>
◎特集 ベーシックを見直す秋が来た!
◎今どきニュアンスヘアは「コテなし」のほうがうまくいく
◎大人のためのハロウィン仮装入門

■「省エネスーツ」知ってる世代

 「CLASSY.」がうわ言のように繰り返してきた「こなれ」カジュアル。少し前まではこなれない読者とこなれさせたい「CLASSY.」との終わりなき“こなれバトル”を繰り広げていましたが、現在ではもう読者を“こなれ”とみなして話をバンバン進めています。

 前号ではMA‐1やらカモフラ柄やら靴下やら難易度高めアイテムを紹介していましたが、今号は「ベーシックの更新はまず“丈”から始めよう」ということで、さらに上級者向けである「丈感」を指南。「丈感」しかり「サイズ感」しかり、おしゃれ迷子にとっては新しいアイテムを追加するより理解しがたい領域。というか、“巻き髪きっちりワンピでかっちり”が定番だった「CLASSY.」女子にしてみたら、こういう言語化しにくい類いの“雰囲気おしゃれ”が一番厄介なんですよ!

 そんな心の叫びが満載なのが「着こなし難易度高め? 新しい丈のアイテム攻略の座談会を開催!」。フレアスカートは「キュート系ミニ丈から大人顔のロング丈へ」、タイトスカートは「ミニ丈からエレガントなひざ丈にチェンジ」、スカート類が長くなった一方で、ブーツは「キレイめロングからカジュアルショートへ」、「重ためのニットは軽やかに着こなせるクロップド丈に」とこちらは短いのがトレンド。そう、この秋は一歩間違えれば“やっちまいそうな”ファッションになる予感大。

 長めのニットにミニスカートとロングブーツさえ履いていれば、そこそこOKだったじゃないですか。それをあえておしゃれという名の下に、ケツが隠れない短めニットに中途半端丈のフレアスカートにふくらはぎ丸出しのショートブーツを履かせようというのです。「今シーズンのトレンド丈はスタイルが悪く見えそう」「この秋のトレンドって、モデルさんじゃないと着こなせない、難しいものばっかりな気がする」という座談会参加者の言葉がずっしりと響きます。「ショーパンも今シーズンは丈が長く変わってるよね」「半端な丈のものにはヒールを合わせたくなるけど、それでスタイリングの方向性が合ってるのか、謎」「キレイに着たら省エネスーツっぽい雰囲気になっちゃいそう(笑)」。省エネスーツのたとえがぴったりすぎて、その面白センスがあるなら別におしゃれじゃなくてもいいと思いますよ!

無造作ヘアに失敗したのが、表紙の小泉里子です!!

しぃちゃん

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