サイ女の「文壇ゴシップ劇場」

新潮社、ラノベ作家の新文庫レーベル創設も「ラノベと呼ぶな」! 謎のこだわりでファン混乱

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新潮文庫nex公式サイトより

 新潮社が、ラノベ界のトップランナーをそろえて新しい文庫レーベル「新潮文庫nex」を立ち上げた。新潮文庫の100周年に合わせて打ち出されたものだが、これが早くも出版業界やラノベファンに混乱をもたらしているという。

「集英社や講談社はすでにラノベに進出していましたが、慎重な社風で知られる新潮社に何が起きたのか……と出版業界にざわめきが広がっています。しかも、かなりの気合の入りよう。滅多にやらないテレビCMを打ち、そのCMには人気声優の林原めぐみを起用しています。作家陣も、『トラどら!』(アスキー・メディアワークス)の竹宮ゆゆこ、『心霊探偵八雲』シリーズ(角川書店)の神永学、『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ(角川書店)の谷川流など、ラノベオタにとっては垂涎もののラインナップとなっています」(出版関係者)

その裏には、好調なラノベ市場が関係しているようだ。

「今は一般の文芸書よりもラノベが売れる時代。売れっ子作家として知られる伊坂幸太郎より、売れ行きがいいラノベもありますよ。加えてラノベは、安上がり。一般的な作品は、著者に文芸誌連載中の原稿料と、単行本化の際の印税を払いますが、ラノベは基本的に即文庫として発売されるんです。新潮社も『おいしい商売に手を出さないわけにはいかない!』と勢いに乗ったのでは」(別の出版関係者)

こうしてラノベ市場に意気揚々と乗り出したかのように見える新潮社。しかし、内部のある“こだわり”が、本来取り入らなければいけないラノベファンたちに、混乱をもたらしている。

「ラノベ界のスターを集めておきながら、新潮社側には『nexをラノベに分類させない!』というこだわりがあるそう。あくまで『「ライトノベル」や「漫画」の読者が「次」に手に取る小説』を目指しているそうで、新潮文庫nexの公式Twitterは『ライトノベルレーベルではありません』と断言。ネット上では『ラノベとどこがどう違うのか、いまいちピンとこない』など戸惑いの声も上がっています。新潮社は書店にも、『ラノベコーナーに置かないでくれ』と伝えているため、ラノベファンからの『買いに行ったけど見つけられなかった』といった意見も多いようですね。そのせいか宣伝に予算をかけた割に売り上げは伸びておらず、社内は早くもお通夜状態とか……」(同)

どうやら迷走している新潮文庫nexだが、ラインナップされている作家陣は魅力的。今後の展開に期待したい。

「でき婚」ではなく「授かり婚」みたいな感じなの?

しぃちゃん

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