精神的にタフな人が陥る失言

KISSのジーン・シモンズ、うつ病に苦しむ人への「死ねよ」発言で大炎上中

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Mr.マリックのようなジーン・シモンズのお姿

 40年以上、観客の度肝を抜く超ド派手な舞台パフォーマンスを繰り広げ続けているハードロックバンド「KISS」のベーシスト、ジーン・シモンズ(64)。饒舌な彼は、これまで数々の“迷言”を残しており、マイケル・ジャクソンの児童性的虐待疑惑について「火のないところに煙は立たない。オレはヤツが子どもたちにイタズラをしたって信じてる」と発言し、マイケルのファンとTwitterで大バトルを展開。リアーナの名前を出して、「ダンサーやカラオケテープにバックアップされながら舞台に立つ、クソったれたフェイク野郎」と言い放ったこともあり、思ったことをストレートに口にすることで物議を醸してきた。

 そんな彼が、久しぶりにとんでもない発言をしたとしてネット上で大騒ぎされている。

 ジーンは、米音楽専門サイト「SongFacts.com」のインタビューを受けた際に、「ヤク中とかさ、頭に雲がかかっているような、被害者意識を炸裂させてる野郎たちとは合わねぇんだよ」と述べ、「ヤク中やアル中野郎は決まって、『この世は苛酷だ』って言いやがる。オレの母親はナチスドイツの強制収容所に入ってたんだぜ。『この世は苛酷』だなんて言葉、聞きたくねぇんだよ。壮絶な目に遭ったオレの母親は毎日、身近な物の美しさに目を向け、生きていることに感謝し、人生を楽しんでいる。なのに、ハタチのクソガキは、『自分はシアトルに住んでるから、うつなんだ』とかって言う。じゃ、死ねよって思うよ、マジで」と言ったのだ。

 気持ちが高ぶるジーンは、続けて、「オレには理解できない。そもそもヤツらは、はったり野郎だからな。オレはさ、ビルの屋上に立って『もう終わりだ。これ以上、耐えられない。飛び降りてやる!』って言ってる野郎に、『じゃ、飛べよ!』って言う男なんだ。『おめぇはバカか? わざわざ公言してんじゃねぇよ。黙って、さっさと飛べよ! 野次馬も集まってきてんじゃねぇか』ってね」「飛び降りるとか言っている野郎の頭に拳銃を突きつけて、『てめぇの頭、吹っ飛ばしてやる!!!』って言ってみな。『頼む、やめてくれ! お願いだ!』って言うから。マジで。奴らは本気じゃねぇんだ」とぶちまけた。

 イスラエルのハイファで生まれ、両親の離婚に伴い8歳で米国に移住したジーン。母親はハンガリー系ユダヤ人で、一族全員ナチスドイツの強制収容所に入れられた壮絶な過去を持つ。母一人子一人で育ったため、ジーンは自他共に認めるマザコンで、「母親を傷つけることは絶対にしない」と公言しているほどだ。ジーンの日常を追う人気リアリティ番組でも、母親の前では気が抜けたようになり、2,000人以上の女性と関係を持ったと豪語するロッカーと同一人物とは思えぬような、甘えん坊少年の顔を見せていた。

 最愛の母親から強制収容所での壮絶な話を聞かされてきたジーンは、これまでにも「歴史本においてホロコーストっていうのはただの単語。でも、実際には、つい最近起こった出来事なんだぜ。オレの母親に起きたことなんだから。オレは祖母や祖父に一度も会ったことがない。ナチスドイツのガス室大量虐殺で死んじまったからだ」と発言。戦時中に無理やり奪われた大量の命があるのだから、今ある命は大切にするものだと訴え続けてきた。そんな彼だからこそ、自分で自分の命を絶つという行為には反対であり、生に執着しているくせに軽々しく「死ぬ」と言う一部の人たちを非難せずにはいられなかったのだろう。

 実はジーンは、先週米ネット新聞「ハフィントン・ポスト」のインタビューの中で、米国移民に対して、「英語ぐらいしゃべれっつーんだ」と言い放ち、物議を醸したばかり。この発言に関しては、ジーン自身も移民で、子どもの頃に一生懸命に英語を勉強し、アメリカンドリームをつかんだという経緯を持つことから、彼なりの愛のムチだと受け止める声も多かった。だが、今回の「うつで、死にたいと言ってるヤツは死ね」という発言は、11日に、うつ病やアルコール依存症、パーキンソン病に苦しんでいた俳優ロビン・ウィリアムズが自殺した直後ということもあり、ネット上で大炎上する騒ぎに発展。発言が飛び出したインタビューは、ロビンが亡くなる前の7月31日に配信されたにもかかわらず、悩み苦しんだ末に自殺するしかなかった死者たちに対する冒涜だとして批判されている。

生きる活力を音に乗せるのが、ミュージシャンの務めじゃん!

しぃちゃん

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