サイ女の「文壇ゴシップ劇場」

黒川博行、直木賞受賞は出来レース!?  選考委員半分を占める「日本推理作家協会」の存在

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『破門』(KADOKAWA)

 初の直木賞候補入りから約18年、6度目でついに第151回同賞を受賞した黒川博行。しかし出版業界では、決定前から「今回は出来レース」との声が上がっており、実際に黒川の受賞を言い当てた者が多かったという。その舞台裏とは?

「直木賞の選考委員9人の中には、黒川が所属している日本推理作家協会所属の作家が、北方謙三、桐野夏生、高村薫、東野圭吾、宮部みゆきと、5人もいるのです。文壇ではこのような組合内でのつながりが強く、同協会も会員数が900人を超える大所帯ではありますが、交流も活発で絆が強い。特に北方は黒川と親しく、よく飲みに行っているそうです。選考委員を代表して選評を語った伊集院静は、同協会には属していませんが、黒川とは飲み友だとか。今回の受賞は、黒川への“友情票”が決め手となったと言われています」(出版関係者)

 同じく候補になった貫井徳郎、米澤穂信も同協会員だが、貫井は46歳、米澤は36歳と、選考委員から見たらまだ若手。選考委員と同世代の65歳である黒川に年功序列で票が集まったようだ。

「伊集院は、選評で『作品以外のところで評価した選者がいた』『姿勢を変えずに続けてきたことに敬意を表したい』と話しており、“友情票”“年功序列”を暗に認めています」(同)

 受賞作『破門』(KADOKAWA)は、人気の『疫病神』シリーズ5作目。シリーズ途中での受賞は非常に珍しく、それも「出来レース」説に拍車をかけているようだ。しかし、なぜそもそも、選考委員に同協会員が多いのだろうか?

「前回の150回から東野と高村が加わって、偏りが加速しました。選考委員は直木賞主催の文藝春秋が選んでいますが、ミステリー人気を築いた時代の作家陣が近年で一気に大御所化してきたことで、自然と選考委員にも同協会員が集まってしまったということみたいです」(同)

 ともあれ、長年の功労が認められた黒川には、業界内からも祝福の声が多い。今後の活躍も期待したい。

逆に、一度仲違いしたら生きていけないのが文壇……?

しぃちゃん

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