[ジャニーズツッコミ道場]

「1億総ツッコミ時代」に適合した、TOKIO・城島茂の「ナメられ力」という包容力

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町内会帰りのおばちゃんじゃないですよ~!

 今回ツッコませていただくのは、『24時間テレビ』(日本テレビ系)チャリティーランナーに向けて露出を高めているTOKIOリーダー・城島茂。

 選ばれた時の本人のコメントは「逆に、走らせてください」というもので、これだけで人柄が十分うかがえるが、さらに驚いたのは、『行列のできる法律相談所』(同、5月18日放送分)の生放送でチャリティーランナーが発表された時だ。関ジャニ∞・村上信五に「(チャリティーランナーは)せめてジャニーズやったら(関ジャニ∞の)メンバーかな、思ってたんですよ」と言われると、「ごめんな~」となぜか謝ってしまうリーダー。おそらく後輩から仕事を奪ってしまったような負い目を感じるのだろう。

 まるでせっかく用意したプレゼントを「オレが欲しいって言ったの、これじゃない!」と孫に言われて、悲しい笑顔を浮かべるおじいちゃんのようで、一応はギャグで言ったのだろう村上が「意地悪な孫」に見えてしまうほどの、大らかな「下から目線」対応だった。

 また、『嵐にしやがれ』(同、7月5日放送分)では、マラソンの練習をしているリーダーのもとに、嵐が手作りのおにぎりを差し入れするサプライズが行われたのだが、各メンバーに対するコメントは……。

「これおいしいね」(→松本潤)、「貴重な……このうなぎと卵。これ1位やな」(→大野智)、「疲れてる時スタミナつきそう。体になじむ感じ。これ1位」(→二宮和也)、「サイズが小っちゃくて、この優しさ。気持ちが1位」(→櫻井翔)、「好きな味や。納豆と大葉、一番好きなのよ。ちょっとこれ、持ち帰っていい? テイクアウト部門1位」(→相葉雅紀)

 全員を褒めちぎるリーダーに対し、「さすがジャニーズの中間管理職」という番組ナレーションが入ったが、全員を褒めてもいやらしさがなく、お調子者感がまったく出ないのは、ほかの人にはできない芸当だろう。そういえば、サッカーW杯でブラジル取材中の国分太一に代わり、『いっぷく!』(TBS系)MCを務めた時(6月13日より3日間)も、印象的だった。

 同じく代理MCを務めた松岡昌宏が、進行のうまさや気遣いの細やかさを見せたのに対し、リーダーのMCはお世辞にもうまいといえるものではなかった。そもそもリーダーが「おはようございます。いつもの朝に福きたる~。いっぷく!」とオープニングの掛け声をすると、周囲はクスクス笑い。すかさず曜日レギュラーの大久保佳代子が「ずいぶんゆっくりないっぷくで」とツッコみ、ハコちゃんは「松岡さんが心配してましたよ~」と伝え、リーダーは「どーんと泥舟に乗ったつもりで」と返し、スタッフも含めたクスクス笑いの空気の中でスタートした。

 出演者やスタッフたちが、リーダーを完全に「頼りない存在」として、最初から笑う気満々で迎えているのがよくわかる空気だった。にもかかわらず、そうした周囲の思惑とは別に、リーダーは意外にも番組になじんでいた。番組に、というか、正確には、「朝」という時間帯にしっくり合っているように見えた。

 テレビの前でしっかり見入る必要なく、「ながら見」でちょうど良い感じのゆるやかなテンポ。声が優しく落ち着いているのも、聞きやすい。また、ムダに前に出たり、ツッコんだりしないので、話題が遮られて中断することなく、どうということなく穏やかに流れていく。別に面白いことは言わないし、話が広がるわけでも深まるわけでもないが、なんだか見やすいのだ。

 結局、この心地よさって、リーダーの人間性によるものなのだろう。先輩も後輩も、芸人もオネエ文化人も、一般視聴者も、どういうわけかこの人だけは「ナメていい」と思ってしまう、とびきり大きな「包容力」。「1億総ツッコミ時代」と言われるいま、全方位のツッコミを全て優しく吸収してくれそうな城島茂リーダーこそ、「愛」を背負って走るのに最もふさわしい人材だとあらためて思うのだった。
(田幸和歌子)

なぜ茂はこうもサイ女に筆を執らせるのか

しぃちゃん

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