[ジャニーズツッコミ道場]

TOKIO・城島茂のソロパート「アガナトゥーラブ」に宿る、視聴者の祈りと願い

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声帯の老化ケアにはアメちゃんだよ

 今回ツッコませていただくのは、「AMBITIOUS JAPAN!」におけるTOKIO・城島茂リーダーのソロパート「アガナトゥーラブ」問題。

 「AMBITIOUS JAPAN!」といえば、2003年リリースの、もう10年以上前の曲。当然その後も良曲を多数発表しているが、このところ各局音楽祭や音楽スペシャル番組などにおいて、TOKIOが歌うのはどういうわけか必ず「AMBITIOUS JAPAN!」である。そして、選曲そのものはまあ良いとしても、どうにもスルーできないのは、リーダーの発するソロパート「アガナトゥーラ~♪」だ。

 昨年末の『ベストアーティスト2013』(日本テレビ系)や『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)などでも泣きそうな必死顔で絞り出し、視聴者を盛大にハラハラさせたリーダー。おそらく年齢的に高音が出しにくくなっているのかと思われるが、その後もTOKIOの「AMBITIOUS JAPAN!」推しは相変わらず続いている。

 6月26日放送分『テレ東音楽祭(初)』(テレビ東京系)と、6月27日放送分『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でもやはり「AMBITIOUS JAPAN!」を披露したが、最近は見ているこっちまで、この曲のイントロを聞くだけで身構えてしまうクセがついた。

 おそらくリーダーの緊張感が視聴者にまで伝染してくるのだろう、長瀬智也のキラキラした歌声は「前座」として聞き流し、完全に「リーダーのアガナ」待ちになっている。「くるぞ、くるぞ……」という緊張感・成功への祈りからの本番「アガナトゥーラ~♪」は、『テレ東音楽祭(初)』では2発とも残念ながら「不発」に終わった。「不発」を一番実感しているのは間違いなく本人だろう、その後のリーダーは、ちょっとテレたような困ったような笑いを浮かべ、長瀬の方をチラチラ見続けるが、長瀬はまったく笑わず真剣に歌い続けている。長瀬以外のメンバーがニヤニヤしてくいることが、むしろ慰め・救いに見えた。

 そして、翌日の『ミュージックステーション』。ここでも「AMBITIOUS JAPAN!」を披露したが、リーダーは最初から緊張した面持ちで、この先にくる「アガナ」のことで頭がいっぱいに見えた。視聴者の緊張も高まってくるなか、いよいよきた、「アガナトゥ~ラ~♪」。

 正直、微妙な感じはしたのだが、本人はいかにも満足げな表情を浮かべ、おまけに余韻を楽しむような余裕ぶりも見せつけて、いつもよりたっぷり「トゥ~ラ~~~~~~~♪」と長く伸ばしていた。「成功」らしい。その後は顔を左右にふって、ノリノリの様子である。長瀬はここでもまったく表情を変えなかった。

 本当ならそろそろ、若い長瀬に「アガナ」部分も代わってもらえば良いんじゃないかとも思うのだが、リーダーの声が出なくなればなるほど、このソロパートがリーダーにとって重要な意味を持ち、ライフワーク化してきている気もする。本人が引退を宣言しない限り、周りからは何も言えない状態になっているようにも見える。

 だからこそ、「AMBITIOUS JAPAN!」を見守る視聴者の心持ちも最近は変わってきている。まるでフィギュアスケートの高度な技術・トリプルアクセルの成功を祈るように、視聴者たちが手に汗握り、心をひとつにして、「アガナ」の成功を祈ってしまうのだ。「かろうじて転倒はしなくて良かった」「微妙に回転数が足りていないかもしれないが、着地できて良かった」などとハラハラドキドキしながら、純粋に成功を祈る気持ちを持てるジャニーズソングなんて、他にないのではないだろうか。

 そういう意味で、もしかしたら「AMBITIOUS JAPAN!」は今、最も元気が出るジャニーズソングかもしれない。とはいえ、よくよく考えてみれば、リーダーは今まだ42歳。そこまでトシをとっているわけじゃないのに、何なんだろうか、このおじいちゃん感……。
(田幸和歌子)

松岡が誰よりも祈ってるから

しぃちゃん

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