[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

世のお父さんたちに言いたい! 子どもと好奇心のためにママさんの集まりに参加しよう

2014/04/28 20:10
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(C)倉田真由美

 4月に入り、娘ココも幼稚園では年中になりました。担任の先生も変わり、新しく年少の子どもたちが入園してくるわけで、ココもお姉さんになるということですよ! 以前は、幼稚園に行く際にぐずっていたココですが、まったく嫌がらなくなりました。それどころか、朝家を出る時に「もうみんな来てるかな?」と聞いてくるように。幼稚園生活を楽しんでるようです。

 先日は幼稚園で入園式がありました。年中クラス、年長クラスの子どもたちも出席します。が、親は出席できないんですよ。たぶん、幼稚園内が狭いので、3学年の親が集まると教室に入りきれないから。入園式には子どもたちと年少の父兄のみ出席し、ココたちは新入生たちに幼稚園の校歌を歌ってお迎えするというわけです。年中・年長の子どもたちの出番はたった1時間。子どもたちを待っている間、幼稚園の毎年の慣例で、親たちが幼稚園の近くの貸し会議室に集まって懇親会を開くということなので、行ってきました。

 ちなみに妻くらたまも誘ったのですが、「仕事の締め切りで行けない!」ということなので、オレ1人の参加です。「また男性陣はオレだけなんだろうな……」と思ってると、妻に「そういえば今日、ココを迎えに行った時に、ほかのママたちに『懇親会はダンナが出席するからよろしくね』と一応声をかけたら、みんな『ああ、いつものことよね。全然問題ないよ』と言ってた」と報告されました。だんだん幼稚園のママさんたちの中で、叶井家ではママさんの集まりにオレが参加する、ということが浸透してきてるみたいですね。

 入園式の朝にココを幼稚園に送って行き、一度自宅に帰ってから、貸し会議室に行ってみることに。会議室に入るまで誰のママがいるのかがわからないので、「男のオレが行くと、ママたちがドン引きするかもなあ。やっぱ行くのやめようかな……」と思ったんですが、ママたちが集まって何を話しているか気になるじゃないですか! その好奇心の方が勝って、「ドン引きされたら、されたでいっか!」と開き直って行ってきましたよ。

 会議室のビルに入って、幼稚園の名前が書いてあるドアを開けると、そこには年長クラスのママさんたちだけが集まってるじゃないですか! どういうこと? 固まってると、そばにいたママさんが「年中さんクラスは隣の部屋ですよ」と教えてくれました。クラスごとに部屋が分かれているのね……。その年中クラスの部屋のドア開けると、会議室というよりお座敷で、すでに靴がある! オレも靴を脱ぎつつ、「失礼しまーす」と部屋に入ると、ココと同じクラスのママさんたちが6人いました。「どーも、お疲れです!」と座敷に入ると、ママさんたちは「あら、お疲れさまー」と驚きもせず、普通に座布団を出してくれましたよ。やっぱり男で参加してるのはオレだけですね……。

 ママさんたちはすでに、子どもをどこの小学校に入学させるかという話で盛り上がってたみたいで、オレも「あー小学校ね、悩みますよね」とすんなりと話の輪に入れました。ママさんの中に2人、小学生の子どもがいる人がいるのでその小学校の話や、別の幼稚園の卒業生は8割が小学校受験して私立に行くとか、どこそこの小学校は各学年1クラスしかないからいかがなものかといった話を聞いてました。オレも、近所に住んでる友人の娘が徒歩20分の小学校に越境通学しているという話をして情報交換。ママさんたちは、今年3月に卒園した子どもたちがどの小学校に入学したか、細かい情報をよく知ってて、オレも参考になりました! みなさん卒園後のことをかなり悩んでるみたいで、盛り上がってましたね。こういうママ同士の集まりがあれば、今後もオレは積極的に参加しますよ!

 しかし、パパさんはどなたも来ないので、オレとしては寂しい。「もっとパパさんたちも参加したら面白いのに!」という話を妻にしたら、「いや、絶対無理でしょ。普通は、今日みたいなママだけの集まりに男がズカズカ入っていけないでしょ! ママ同士の子どもの話が面白いと思ってるあんたみたいな男も珍しいし」と言われてしまった……。まあ、そうなんだろな。でもね、実際マジで幼稚園周りの話って知らないことが多いし、ママさんたちの話は参考になるわけで、「へー! そうなんだ!」と驚きがあるのが新鮮なんですよ。これは絶対パパさんも行った方がいい。子ども自身や教育に関する関心がまるで変わりますから!

最終更新:2014/04/28 20:13
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