不買運動まで勃発!

「VOGUE」表紙にキム・カーダシアン登場で、アナ・ウィンターにまでアンチが波及!

2014/03/25 18:00
kimkardashian-vogue.jpg
アメリカ版「VOGUE」4月号

 全米で最もナルシストなバカップルとして名高いカニエ・ウエストとキム・カーダシアンが、名門ファッション誌アメリカ版「VOGUE」4月号の表紙を飾り、非難轟々の嵐が吹き荒れている。タブロイド紙の表紙ばかりを飾る、低俗なリアリティ番組スターが、名門ファッション誌「VOGUE」の表紙に登場するなんて許せない、とバッシングされているのだ。また、同誌の名物編集長や撮影を担当した人気写真家は、カニエの顔を立てつつも金設けする道を選んだのだと、「VOGUE」ファンをがっかりさせている。

 カニエはここ半年以上、アメリカ版「VOGUE」の表紙を飾るというキムの夢を実現するべく、同誌の名物編集長アナ・ウィンターにしつこく掛け合ってきた。カニエとアナはファッションを通して親交があり、「アナ・ウィンターと夕食したぜ」という歌詞の歌も作っているほどだ。昨年8月には、米ゴシップ芸能サイト「RadarOnline」が、カニエは「VOGUE」の表紙をキムと愛娘のノースに飾らせたいとアナに頼みこんでいると報道。しかし、アナはリアリティ番組スターは同誌にふさわしくないと思っており、キムのことも毛嫌いしているため、まったく乗り気ではないと伝えられた。

 カニエも堅物のアナを説得することはできず、実現は無理そうだとみられていたが、今年1月米紙「The New York Post」の日曜版付録雑誌「Page Six」が、カニエとアナがビバリーヒルズで一緒に食事をしていたと報道。カニエが熱心に話すのをアナが気乗りしない表情で聞いていたため、きっとまたキムを「VOGUE」に載せてくれと説得しているに違いないと伝えられた。

 実はキムは、カニエと交際を始めて間もない2012年6月にイタリアのメンズ誌「L’UOMO VOGUE」の表紙を飾っている。しかし、カニエは価値の高いアメリカ版「VOGUE」にこだわっており、何が何でもキムを表紙にとストーカーのようにアナに訴え続けているとゴシップされ続けた。そして、とうとうアナが寄り切られる形でキムが表紙を飾ることになったのだというのだ。

 キムは22日、写真共有アプリ「インスタグラム」にアメリカ版「VOGUE」の表紙を掲載。純白のストラップレスドレスを着て前を見据えるキムの背後から、黒服を着てうつむくカニエが抱きついているというもので、「とうとうやっちゃったのか」とファッションファンを脱力させた。背後霊を背負っているような薄気味悪い写真にも見えるこの写真は、有名な女流写真家のアニー・リーボヴィッツが撮影したもので、大喜びのキムは、「夢がかなったわ!!! 『VOGUE』誌、表紙にしてくれてありがとう!オーマイゴッーッド!!! 息もできないほどよ!」と喜びのコメントを添えた。

 しかし、アンチたちが表紙を飾ったことを快く思うわけがなく、ネット上ではキムとカニエ、同誌に対する大バッシングの嵐が巻き起こっているのだ。

 セレブの中にもアンチはおり、元祖吸血鬼ドラマ『バフィー~恋する十字架~』などで知られるサラ・ミシェル・ゲラーは、「そうねぇ……『VOGUE』の定期購読は解約するかな。私と同じ考えの人いる?」とTwitterでツイート。「同意!一体いくら払って載せてもらったのかしら。あきれるわ」「『VOGUE」は気品とスタイルのある雑誌だと思っていたのに。私ももう二度と買わない」などの賛同をもらい、たちまち9,000を超えるリツイートと1万を超える「お気に入り」を得た。キムの親友でリアリティ番組にも出ているセレブPR会社の社長ジョナサン・チェバンは、サラのこのツイートに「何か問題でも?」と食いついたが、アンチキムたちの勢いあるリツイートにかき消されてしまっている。

 同誌編集長のアナは、4月号の「編集長からの手紙」に、「表紙に関してはチャーミングでタッチングな作品に仕上がったと思っています。また、我々の考案のもと今回の表紙が撮影されたことも付け加えておきます」「カニエが婚約者を『VOGUE』の表紙にしてくれと懇願したという記事を読んだことがあると思いますが、そんなことはしていません」と弁解じみた言葉を掲載。「カニエは素晴らしいパフォーマーで文化の扇動者」「キムはその強い性格で、世界中のスポットライトを浴びる地位を獲得。強い度胸がなければできないことです」と2人を絶賛し読者の理解を求めたが、ファッションを愛する人たちの怒りは沸点に達してしまっているようだ。

 そんな中、アナも打算的な考えからキムを表紙にしたのだという報道も流れている。米ゴシップ情報サイト「Showbiz Spy」は消息筋の話しとして、「アナは当初キムを『VOGUE』の表紙にすることを拒否していた。しかし、カニエの容赦ない猛プッシュに折れ、2人一緒に表紙を飾るという条件を提示した」「アナはファッショニスタである前にビジネスウーマン。いかに雑誌の売り上げを高めるかを重要視している。カニエとキムを表紙にしたら、確実に飛ぶように売れるだろうと踏んだのんだ」と伝えた。

 表紙を撮影したアニーも、最初のオファー時には断ったという情報が流れており、「VOGUE」とカニエとキムの熱心なアプローチと、何より高額の報酬に折れて引き受けたのだと伝えられている。アニーは金のためとはいえ、この仕事を引き受けたことを恥じていると「Showbiz Spy」は報じている。

 アナもアニーもカニエの才能は認めており、アーティストである彼の大ファンだと伝えられ、また彼の独特な世界観を好む芸術家は少なくないが、デカ尻以外は何も才能のないキムのことは誰もが嫌っており、今回のようなバッシングが起こっているのだ。全米から嫌われている2人は5月24日にフランスのパリで挙式する予定だが、どのように報じられ、どのようなリアクションが起こるのか今からドキドキである。

最終更新:2014/03/25 18:11
『VOGUE JAPAN (ヴォーグ ジャパン) 2014年 04月号 [雑誌]』
水沢アリーが表紙になる感じ?
アクセスランキング