[ジャニーズツッコミ道場]

「ジャニーズらしくない」を推し進む“鈴木おさむ手法”に憂う、ジャニーズ崩壊の危機

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うちの子を巻き込まないで~

 今回ツッコませていただくのは、3月9日に放送された特別番組『テレ朝SMAPバラエティ部 スマシプ』(テレビ朝日系)。

 目玉企画の1つ「中居が後輩グループ・Kis-My-Ft2のライブに潜入し、バックダンサーになる」という企画は、本来は豪華なはずなのに、もはやなんの新鮮味も感じられないのは、近年の露骨な「抱き合わせ」「派閥争い」のせいだろう。昨年の『JOHNNYS’ Worldの感謝祭』の模様を流した際、SexyZoneとA.B.C-Zを映し、座長を務めた「現・ジュリー班」のHey!Say!JUMPだけ決して映さないという徹底ぶりも、安っぽいイジメのようだった。とはいえ、ジュリー班の番組においても、飯島班は映らないのだから、これまた大人げない。

 そんな大人げない人たちの「大人の事情」で作られた特別番組で、ステキだったのは「会社のルール」や「暗黙の了解」が一切通じない草なぎ剛という特異な存在だ。会社員的立場からKis-My-Ft2を盛り上げる中居正広、「カッコいい」などと言ってみせる香取慎吾に挟まれ、真ん中に座りつつ、関心がないことには常に真顔の草なぎ。真顔の時は、SMAPというより、鳥にも見える。

 しかも、バックダンサーのJr.について、「ダンスのヘタな子はどんどん後ろへ、反対に前へ前へと出てきた子だけが残っていく」(香取)という話にも「でも、(稲垣)吾郎ちゃんだけは1回で覚えなかったけど、別扱いだったなー」と、これまた「社外秘」のルールを悪気なくさらっと公にする。

 みんなが草なぎのように実直で、おそろしく察しが悪く、天然だったら、今のような派閥争いは成立していなかったのではないか……そんな気もしてくる。その一方で、心配になってしまったのは、いわゆる「デキジュ(仕事がデキるJr.)」の井上瑞稀と金田耀生だ。

 前者はアクロバットが得意で、後者は歌唱力・表現力があり、いずれもまだ12~13歳でありながら、舞台で活躍している実力派。プロ意識もあり、性格も真面目で、将来が楽しみな「優等生」だ。そんな2人は、同番組構成の鈴木おさむお得意のシナリオにおそらく沿ったのだろう、ステージ上の移動で遅れる「中年・中居」の背中を押してあげたり、お世話をしてあげたり、適度にナメた態度を取ったりしていた。

 天然という名の天才である草なぎよりもすでに「大人」で、デキる子だけに、台本の意図すること、自分たちが求められている役割をきちんと理解し、演じていたはずだ。さすがである。でも、こうして有能さに目をつけられると、せっかく正統派の人材なのに、今後、“茶番”の道具に使われてしまわないだろうか、やがては使い捨てされてしまわないだろうかという不安がある。

 これまで謎が多かったジャニーズの「システム」などを、テレビで掘り下げる機会が増えているが、最初は面白くとも、どんどん白日の下にさらし、謎が謎でなくなってしまったら、いよいよジャニーズは崩壊の危機だと思う。

 世間のジャニーズドラマ離れが深刻化し、「ジャニーズらしくない」売りが加速し、謎めいたジャニーズの世界観もめまぐるしいスピードで掘り起こしまくっているいま、その先に勝算はあるのだろうか。 
(田幸和歌子)

王道に対するカウンターなら有効な手法だよね……

しぃちゃん

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