噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第213回】

ジャニーズ御用媒体が報じない、赤西仁「LA移住」の信ぴょう性と山P&錦戸との交流

2014/03/11 20:00

 そして「週女」。さすがにジャニーズ事務所から嫌われ、屈折十数年だけある。上記2誌は単なる“赤西バッシング”だが、それとは情報の密度が違う。赤西と事務所は昨年から著作権や印税について話し合いが持たれてきたことや、ジャニーさんとの関係に言及し、事務所に遠慮しまくっている「自身」「セブン」とは違い、赤西に対しても比較的“公平なまなざし”である。具体的に検証していこう。

 赤西とメイサは今年の正月にハワイ旅行に行ったが、その際に両家家族も同行した(→「自身」「セブン」が言うほど夫婦仲は悪くないということか)。ハワイでは山下智久や関ジャニ∞・錦戸亮も合流し、赤西は、山Pと錦戸に対し「もうアイドルは疲れた」と事務所を辞める相談までした(→現役ジャニーズが「事務所を辞めたい」という相談に乗ったことなど、事務所的には触れられたくないNG情報である)。さらに山Pと錦戸は、赤西を説得しようとしたが、最後には「頑張れ」とエールを送った(→事務所を辞めることを容認し、今後も赤西と交流を持ち、応援していくことで、同様にNG話)。

 さらに「週女」はメイサを自宅で直撃し(もちろんノーコメントだが)、赤西の両親にもコメントを求める(こちらも無言)。また、赤西・メイサの自宅に現われた赤西弟も直撃し「兄に聞いてください」との言葉を引き出した。もちろんほか二誌は本人直撃などしないし、するつもりもないと思う。事務所リークで十分だし、裏取りコメントも必要ないからだ。

 一方「週女」は、さらに足を使って取材を続ける。メイサ不在を確かめた上、自宅のインターフォンを鳴らす。すると出たのは、英語しかしゃべれないべビーシッターの外国人女性だった。記事によれば、「メイサは赤西の海外進出を見据え、子どもに積極的に英語を触れさせようとしている」のだとか。これが事実ならメイサは「夫に付いて海外に行く」意志さえあるということだ。

 ここで終わりではない。「週女」は数日間自宅の張り込みを続行、赤西が自宅には帰宅しなかったことを報告する。その根性はアンチジャニーズの年季と気概を感じるものでもある。「週女」にはジャニーズサイドからの情報がないためか、「自身」「セブン」が明記している「LA移住」の話は記されていない。しかし、それがかえって「アメリカへの国外追放」をもくろむ事務所側の思惑をクローズアップさせる形ともなった。

 昨年解雇された元KAT-TUN・田中聖のケースもそうだったが、芸能界の事務所力学はゲニ恐ろしい。同時に事務所の顔色を伺いつつ、弱いものイジメに勤しむ芸能マスコミも、なんと浅ましいものか! そんなことが鮮明に炙り出された赤西仁の一連の記事だった。

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