[ジャニーズ・メディアの裏側]

スポーツ業界関係者に聞いた、「ジャニーズのスポーツキャスター」の評判

2014/02/08 16:00
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東京五輪でアラフィフ中居くんのキャスターぶりを見たい!

 ここ数年、ジャニーズ事務所が推し進める「キャスター枠獲得」の戦略。とかく、スポーツキャスターに関しては、複数の所属タレントが起用されるなど、その勢力を拡大させている。今回は、スポーツ関係者に、彼らの「本当の評判」を聞いた。

 現在、レギュラー出演でスポーツキャスターを務めるのは、『Going!Sports&News』(日本テレビ系)のKAT-TUN・亀梨和也と、『すぽると!SATURDAY SPECIAL』(フジテレビ系)のTOKIO・国分太一。国分は“編集長”の肩書きで土曜日に、亀梨は“ベースボールスペシャルサポーター”として日曜日にそれぞれ出演している。

また、今週開幕するソチ五輪では、フジテレビがロンドン五輪に続き国分を、TBSがアテネ五輪から夏・冬連続6大会連続でSMAP・中居正広を、日本テレビが北京五輪から夏・冬連続4大会連続で嵐・櫻井翔をキャスターに起用する。

 今挙げたジャニタレの中で、最も「安定感」と「実績」を評価されているのが、やはり芸歴の長い中居だという。

「五輪の場合、視聴率が獲れるかどうかは、その局が中継する“種目”に左右され、今回も、メダルが期待される種目の大半は、NHKの中継となります。ですので、フジテレビ、TBS、日テレがジャニタレに期待するのは、視聴率というよりも、『現地との掛け合いができる』『その種目のことをちゃんと理解している』『万人受けする』という点。中居は、バラエティでの司会業をずっとやっているため、ジャニタレの中でも抜群の安定感があり、臨機応変に動けると、現場での評価も高い。ただ、時々知ったかぶりしたり、野球に関しては巨人に肩入れしすぎて、ネット上で騒ぎになるため、それがマイナスになっているようです」(TBS関係者)

 亀梨は芸歴こそ一番浅いが、現場評はかなり上々だという。

「亀梨は小学生の時に、野球でく選抜に選ばれるほどの運動神経の持ち主。また、そして選手に対して尊敬の念を持っているので、好感を持たれる。ロケで球場に来ても、スター選手だけでなく、球団の裏方スタッフや控え選手とも談笑していますよ。まさに取材者としての鏡です。自ら体を張って、キャンプ体験をして、野球界へ貢献しようとしているのも、野球関係者にはうれしいことでしょうね」(スポーツ番組担当者)

中居、亀梨と対照的に評判がいまいちなのが、国分。「キャスターという肩書きにしがみついているだけ」(同)といわれているという。

「とにかく自分から取材しようとしない(笑)。番組スタッフのお膳立てがないと、取材もできないんです。これには、共演している女子アナたちも鼻で笑っていますよ。今は、事務所のゴリ押しで何とかもってますが、本人が希望している2020年の東京五輪のキャスターは、正直難しいと思います」(同)

 また、06年の番組開始当初から、『NEWS ZERO』でキャスターを務めている櫻井に関しては、こんな意見も。

「櫻井は、スポーツ関係者の間では、あまり“スポーツ”キャスターとして見られていないのが現状です。もちろん今まで、数々のアスリートに取材をしていますが、やはり社会派キャスターという印象が強いです。なので、スポーツニュース番組にレギュラー出演している亀梨・国分、またバラエティ色のある司会としてのスキルを武器にスポーツキャスターを務める中居と、同じ評価軸で見るのは違うかな……と。ただ櫻井は、キャスターとして非常に勉強熱心だと、番組関係者の間で評判は高いですよ」(別のスポーツ番組担当者)

 今のところ「安定の中居か、取材力の亀梨か」といわれているジャニーズのスポーツキャスター事情――今後も目が離せそうにない。

最終更新:2014/02/08 16:00

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