ゆかしな所長のふろくわんだぁ~らんど☆

涙の最終回☆ 最後はやっぱり、『ときめきトゥナイト』ふろくに全力でときめこうぜ!!

2013/12/29 20:00

少女だった頃、心をときめかせてくれた少女マンガ雑誌……と、その横にいつも一緒にいた「ふろく」という名の相棒。そばにいるのが当たり前だったから気付けなかった、あの頃の「ふろく」の魅力を、「昭和的ガーリー文化研究所」所長のゆかしなもん(通称・ゆかしな)がお届け☆

 今年も残すところ、あとわずか……。いや~、早い! あっと言う間! 振り返ると、われわれオールド少女まんがファンにとっての2013年は、とても幸せな1年だったように思う。「Cocohana」(集英社)で『マーマレード・ボーイ』(吉住渉先生)の続編が連載開始になったり、あの『ベルサイユのばら』(池田理代子)の続編が「マーガレット」(集英社)に掲載されたり。そして、前回ご紹介した萩岩睦美先生の『銀曜日のおとぎはなし愛蔵版』(平凡社)の発売も☆ 「嗚呼、大人になるって、つらいことばっかじゃない……のかも」と、ちょっとだけ希望みたいなものを感じたのだった。

 だけど、やっぱ今年一番衝撃的だったのは、恋ちゃま(池野恋先生)の描きおろし新作『真壁俊の事情』(集英社)が発売&即日完売になったこと!! まさか、まさか、『ときめきトゥナイト』の真壁きゅんのサイドストーリーが、2010年代に読めるとは思ってなかったもんね☆ 連載が始まったのが1982年だから、もう30年以上もファンを魅了し続けていることになる。スゲー!!! かくいうゆかしなも、やはり『ときめき~』は特別な存在で、「ときめき~」のふろくを手にすると、当時まんがやアニメに夢中になっていた日々が走馬灯のように思い出されるのだ(死ぬんかい!!笑)。

 そして、1年間続けさせていただいたこの「ゆかしな所長のふろくわんだぁ~らんど☆」も、今回が最終回。最後は、みんな大好き、懐かしの80年代『ときめきトゥナイト』ふろくで、ときめきまくろうじゃないか!

☆「りぼん」1982年9月号 100ページワイド版別冊まんが「ときめきトゥナイト」

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これが記念すべき、『ときめき~』の初ふろく!! 同年7月号から連載が始まった『ときめき~』だが、その2カ月後にふろくとして付いたのが、この別冊まんが。本誌の本編が16ページで、その続きとして別冊に100ページ描かれているので、この号は合計116ページの超スペシャル版だった。当時は「大爆笑! 変身ギャグ」というキャッチが付いていたが、まさかその後第3部まで続く壮大なファンタジーロマンになるとは、この時ハナタレ少女のゆかしなは知る由もなかった……。

☆「りぼん」83年2月号 ランゼ星座&血液型相性チェッカー

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男の子と女の子の星座と血液型に目盛りを合わせて、ランゼと真壁くんの持っているテニスラケットの穴に現れた数字で2人の相性を占うという超アナログなチェッカー。ちなみに、この相性チェッカーは陸奥A子先生バージョン、樹原ちさと先生バージョンも存在する、「りぼん」の“お家芸”ともいえる歴史的な名作である。テニスウェア姿も初々しく、初期のドタバタコメディなムードがなつかしい一品。

☆「りぼん」83年11月号 メモパッド

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今では見る影もないが、当時の日本は空前のエアロビクス・ブームだった。江藤家のみんなや神谷さんがレオタードに身を包みエアロビに奮闘する、楽しいイラストのメモパッド。お父さん(望里)がギックリ腰になってるのが笑える~。中身のイラストもカワユイ♪

☆「りぼん」85年6月号 ランゼOBENTO BAG

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行楽シーズンにぴったりの、厚紙製のお弁当入れ。組み立てると、立体的なバッグになるよ(組み立ててなくてゴメンなさい!)。神谷さんのおにぎりがデカい(笑)!!

『ときめきトゥナイト 全16巻セット (集英社文庫―コミック版)』
実家から根こそぎ持って帰らなきゃ!
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