[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」1月号

ジュエリー、時計、腹巻き? 欲望のジングルベルと防寒グッズにまみれの「CLASSY.」

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「CLASSY.」2014年1月号(光文社)

 12月、イルミネーションの下、恋人たちがキャッキャウフフを繰り広げる季節です。イベントごとに敏感な「CLASSY.」(光文社)ももちろん盛り上がってます。ページを開けばジュエリー、ジュエリー、時計、バッグを挟んでまたジュエリー……物欲のジングルベルが鳴りやみません。そんな今号の特集は「冬のオシャレは『暖かさ』を最優先!」。ファッション評論家ピーコの合言葉「オシャレは我慢」は今はもう昔。キャッチにも「極寒の日に『オシャレは我慢』なんて言ってられない!」と盛大にちゃぶ台をひっくり返しています。「CLASSY.」といえば、“武士は食わねど高楊枝”ならぬ“「CLASSY.」読者は痛ぇけどピンヒール”でおなじみだったはず。これは一体どういうことなのでしょうか……。

<トピックス>
◎特集 冬のオシャレは「暖かさ」を最優先!
◎CLASSY.スタッフの極寒ロケ対策おしえます
◎結婚したい職業別“こんなはずじゃなかった!”落とし穴

■今月は「体を甘やかし」のターン

 特集のトビラページには2人の小泉里子。右の里子はデカサングラスに袖を折り返したチェスターコート、デニムもロールアップして足元はパンプスでスッキリ。体中の首という首(ビーチクを除く)を出した、こなれスタイル。散々「オシャレ」と煽ってきたこのスタイルを「たしかにこなれて見えるけど、私たちに必要なのは我慢を強いる服ではなく、快適に可愛く着られる服」と一刀両断しています。いやはや壮大なひとりノリつっこみ。

 一方、左の里子はムートンコートにロングマフラー、手袋とロングブーツで手首足首もバッチリ防寒。男性が大好きなざっくりニット帽ももちろん着用。これを冬の正しいスタイルとしています。「やっぱり楽ちんスタイルじゃなきゃ」→「体を甘やかし過ぎてない?」→「我慢なんてもう古い」を繰り返す、自問自答の堂々巡りこそ女性誌の醍醐味とも言えましょうが。

 さて、冬のあったかファッションのお悩みといえば「着ぶくれ」。冬ソングの女王、広瀬香美も歌ってます。「コートの上から抱きしめたくせに 太った? と聞かないで」(権利の関係上、ちょっと改変)と。絶好調真冬の恋を実現するために「CLASSY.」が提唱するのは、「着ぶくれ知らずの『あったかオシャレ』4つのルール」。これは一体いつどうやって着るの……? と長年非オシャレ民を悩ませ続ける矛盾アイテム、ダウンベストも着方ひとつでnot着ぶくれの大きな味方になるようです。各自ご参考に。

 なぜか毎回マスコミ業界への無責任な憧れを増長させる「CLASSY.」の着回し企画ですが、今号の主人公はグルメ月刊誌の編集者。「大学時代にマスコミゼミの先輩として出会った“時々通信社”の彼」「美味しいものに目がなく、グルメ誌編集者はまさに天職」「“座右の漫画”は『美味しんぼ』」と設定も安定のチャラさです。

 「あったかニットの着回し」がテーマということで、中身も全編ほっこりほっこほこ。休みの日は洋書が充実した書店でスイーツの資料探し、出社前にはお気に入りのコーヒーショップでカフェモカを、学生時代の友達との女子会はグルメ誌編集の私がお店選び……平和かっ!! 年末進行でゾンビ状態の編集者など一切存在しない模様です。しかしそんな平和もつかの間、彼女を悲劇が襲います。な、なんと、通信社に勤める、これまた12月は激多忙なはずの彼氏が「新しいボードを試しに雪山へ(寂)」行ってしまったのです……平和かっ!(その2)。さらに、そんな彼が雪山でケガ、クリスマスに東京には戻れないと連絡が入ります。そこでなにを思ったのかこの彼女、夜中に関越道を飛ばし彼氏の元へ。「雪に埋もれたロッジにはギプス姿の彼が1人…。突然現れた私に驚きを隠せず『心配かけちゃってごめん…』」。というか、まずこのクソ忙しい中休んで迷惑かける“時々通信社”の同僚に謝って! 「あ、今日休むって会社に連絡しないと…」って軽いね!

 すいません……あまりの平和っぷりについついアツくなってしまいました。「年末の忙しさと最終校了が重なって仕事が山積み。本当は昨日少しでも進めておこうと思ったのに、予定外の小旅行(笑)もあり大忙し!」と、最後まで一切反省ナシの着回しディッセンバーでした。

着回し企画の男性役は加藤晴彦しかいない!

しぃちゃん

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