ミュージカル出身じゃないのに!

ストーリーに深みを与える! 意外な歌唱力を持つハリウッドスター

2013/11/19 21:00

 名優ロイド・ブリッジスを父親に、女優で詩人のドロシー・シンプソンを母親に、そして、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』で共演したボー・ブリッジスを兄に持つジェフは、1歳で役者としてのキャリアをスタート。『クレイジー・ハート』を含め、これまで6回もアカデミー賞にノミネートされている演技派俳優であるが、実は10代の頃にレーベルを立ち上げ、音楽活動をしている。音楽におけるビジネスパートナーは親友のジョン・グッドウィンで、この映画の作曲を担当。ジェフ自身は、「自分は歌手としてはそれほどでもない」と謙遜するが、音楽への熱い情熱は持っており、それが映画でも生かされた形となった。

 なお、コリン・ファレル演じるトミーと1万2,000人の観客を前に演奏するシーンは、イケメン・カントリー歌手のトビー・キースのコンサートの観客を借りて撮影したそうで、「いやぁ、あの撮影はとってもワイルドだったねぇ。映画の中での重要なシーンを、決められた短い時間でバッチリと決めなくてはいけなくて。コリンが、また最高でね。彼は歌手としての才能もあるよ。観客を貸してくれたトビーにも感謝するし、トビーのコンサートを聞きに来た、カントリーファンのみんなにも感謝したい」とコメントしている。

■レネー・ゼルウィガー 『シカゴ』(02)

 1920年代のシカゴを舞台に、スターを夢見る若き女性の波瀾万丈な人生を描く『シカゴ』。主人公のロキシー・ハート役を演じたレネー・ゼルウィガーは、それまで軽めのドラマやコメディばかり出る女優というイメージが強かったが、この作品で堂々とした演技を披露。感情あふれる歌声は、期待を超える素晴らしいものだと絶賛された。

 大学のミュージカル『ヘアー』に挑戦したことがあるというレネーだが、シャワーを浴びながら歌を練習するたびに兄から「うるさい!」と怒鳴られたとのこと。『シカゴ』に出演するに当たり、一から声楽を学び、特訓を受けたと明かしており、「実は『シカゴ』のミュージカルを一度も観たことがなくて、歌も知らなかったから、全部覚えたの。それが一番大変だったわ」「歌のコーチは、ウォームアップが大事だと教えてくれた。きちんとウォームアップすれば、思い通りの歌声が出るって。彼女がいなければ、“ブリジット・ジョーンズ”っぽくなってたに違いない」とも発言している。

■ジョナサン・リース=マイヤーズ 『奇跡のシンフォニー』(07)

 生まれながらに離れ離れになってしまった父、母、息子が、音楽に導かれ、運命の再開を果たす感動作『奇跡のシンフォニー』。この映画で、ミュージシャンである父ルイス役を演じたのがジョナサン・リース=マイヤーズだった。演奏のシーンは、「少々大げさに演じているようにも見受けられる」とも評されたが、「彼の歌声を目を閉じて聞くと、心に触れるのを感じる」と絶賛。『ベルベット・ゴールドマイン』(1998)で披露した歌声も素晴らしかったが、その時よりも格段によくなったといわれた。

 インタビューで、『奇跡のシンフォニー』で歌うシーンの苦労を聞かれたジョナサンは、「いや、それほど難しくはなかったね。時間があればギターを弾いていたし、本物のミュージシャンともつるんで、一緒に演奏もさせてもらうなどの役づくりは十分にしてきたし。でも、オレの演じたキャラは、シンガーソングライターであり、ギターの天才とかではなかったから、どこまで極めるかが難しかったかな」と余裕の回答。しかし、「ルイスは、ごくごく平均的なニューヨークのミュージシャンだが、オレは平均以下」と厳しく自己採点もしていた。

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