ゆかしな所長のふろくわんだぁ~らんど☆

1980年代「りぼん」伝説の『銀曜日のおとぎばなし』の可愛さに悶えよ!

2013/11/30 16:00

少女だった頃、心をときめかせてくれた少女マンガ雑誌……と、その横にいつも一緒にいた「ふろく」という名の相棒。そばにいるのが当たり前だったから気付けなかった、あの頃の「ふろく」の魅力を、「昭和的ガーリー文化研究所」所長のゆかしなもん(通称・ゆかしな)がお届け☆

 こんにちは、ゆかしな所長で~す。突然だが、今、私は猛烈にうれしいのである。なぜならば、今年10月、萩岩睦美先生による不朽の名作『銀曜日のおとぎばなし』の愛蔵版(全3巻)の第1巻が、平凡社から発売になったのだ! これは事件だよ、アータ! 

 『銀曜日~』は「りぼん」(集英社)にて1983年から84年にかけて連載されたファンタジー漫画☆ 小人のお姫さまであるポーと、心優しき人間の青年スコットが、小人の村を救うために奔走するという物語。連載当時、相当頭の悪い小学生だったゆかしなは、この物語の真のメッセージを、本当の意味で理解できていなかった。大人になってから、りぼんマスコットコミックス版全6巻を買い集めて読んでみたら、自然との共存について、親子について、優しさについて、人間のエゴについて……とにかくいろいろ深く考えさせられて、6巻一気読み&気が付いたら熱い涙が頬を伝っていたのである。

 登場人物や動物たちの可愛らしさ、風景の美しさ、そしてページからあふれるかのような、森やイギリスの街の香り、そして人生の教えに満ちた物語……。萩岩先生の愛が詰まった、本当に素敵な作品なのです☆ 80年代「りぼん」はやっぱスゴイわ~!! 今回は、勝手に「愛蔵版」発売を記念し、30年前の女の子たちが心をときめかせた、伝説のポー様ふろくを、共に振り返ろうではないか!

☆「りぼん」(集英社)83年4月号 「萩岩睦美のポー・ノート」

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新学期にぴったりな、使いやすいA5サイズのノート。おなじみの衣装を着たポー様が、うさぎさんと木イチゴをモグモグしています♪ 萩岩先生の描かれる植物や動物の絵は本当に綺麗だよね~☆ 中身もカワイイデザイン&挿し絵で、ときめく~!

☆「りぼん」(集英社)83年5月号 「萩岩睦美のペーパーバッグ」

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こちらは泡風呂に入ったポー様が総柄になった、ビッグな紙袋。持ち手はなしです。とある事情で、人前で帽子を取ってはいけないことになっているポー様は、お風呂に入る時も帽子を被ったままなんだよね☆ 楽しそうなリルフィーちゃん(鳥、ポー様の親友)にご注目~!

☆「りぼん」(集英社)83年6月号 「3大人気ジャンボポスター」

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当時絶大な人気を誇っていた恋ちゃま(池野恋先生)の『ときめきトゥナイト』、多田かおる先生の『愛してナイト』、そして睦美タンの『銀曜日~』が表裏にプリントされた、驚異の三位一体ポスター! どっちも表に貼りたくて、当時の女の子たちが悶々と悩んだであろうこの可愛さクオリティをしかと見よ☆ 『銀曜日~』は「DREAMY POE」というタイトルで、おいしそうなスイーツと動物たちがお空をプカプカ。細部の彩色に至るまで、美しすぎる~!!!

☆「りぼん」(集英社)83年6月号 「等身大ポーしおり」

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上のポスターと同じ号のふろく。この頃、すでにポー様の人気がすごかった。こちらはポー様ファンが身悶える、「等身大」抱き枕ならぬ、「等身大」のダイカットしおりである!! 手にしてみて、あらためてポー様の小ささに驚きを隠せない。こ、こんな可愛い生き物がいていいんだろうか!!! なんて「おちゃめ」なんだ!! 後ろ姿もちゃんと描かれているのがポイント。ちなみに、測ってみたら身長は約8㎝だった(比較のために単3形乾電池を置いてみた)。思わずなでなでしちゃう♪

『愛蔵版 銀曜日のおとぎばなし 1』
伝説よフォーエバー☆
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