石川敏男の芸能デスクレポート

姦通罪なき日本における、「矢口真里の休業報告」への素朴な疑問

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「青春 僕/青春 俺」/hachama

 矢口真里(30)が、モデル・梅田賢三(25)との寝室不倫を夫の中村昌也(27)に目撃され、離婚――。あれから5カ月、矢口が正式に休業報告をした。「こんな私を支えて下さり本当にありがとうございます。(中略)自分なりに色々と考え、事務所とも何度も話し合った結果、しばらくの間お休みを頂くことに致しました。このお休みは、また皆さんの前に元気な姿をお見せする為にいただいた貴重な時間だと考えていますので、日々大事に過ごしていきたいと思います」と。

 なぜこの時期になったのかといえば、矢口が持っていたテレビ番組、CM、雑誌の連載などがすべて打ち切りになったことからだ。そのケジメとしての休業報告だろう。事の発端は、“事実は小説より奇なり”。ある日、ロケで朝帰りした夫が、玄関に脱ぎ捨てられていたほかの男性の靴を発見。寝室で目撃したのは、自身より背が48センチ低く、3歳年上の妻が、ほかの男性と寝ている姿だった。結婚生活はわずか2年で破綻。矢口は家を出て、都内のマンションで隠遁生活を始める。

 芸能人の不倫報道は数あれど、ここまで事細かく状況を伝えられることはなかった。世間に合わせる顔もないと思ったのか、矢口は自宅に引きこもってのゲーム三昧の日々を送るようになった。母親の毎日の差し入れにより、激太りしたとも報じられた。

 しかしよく考えてみたら、ここは日本。よその国のように「姦通罪」があるわけじゃない(日本は1947年に廃止)。ということは、彼女が本当に迷惑をかけたのは、自身の家族、元ご主人とその家族、そして仕事関係者だけだ。道徳的、道義的に犯してしまった罪は大きいが、十分に世間からの辱めを受けているし、反省もしているだろう。私はもう十分非難を受けていると思う。矢口は本当に、テレビに出てはいけない人なのだろうか? テレビに出てはいけない芸能人なんて、ほかにもいるのではないだろうか?

 矢口は、世間の人に性癖まで晒されてしまい、すでに禊は済んでいると思う。「また皆さんの前に、元気な姿を」と心情を告白している矢口は、犯罪を犯したわけじゃないし、中には、開き直って「不倫しちゃったモテる女」キャラを目指せばいいという声もある。視聴者に受け入れられるかはわからないが、まったく新しいキャラクターが生まれるかもしれない。別れたご主人だって、テレビバラエティで、元妻の不倫をネタに仕事量を増やしているのだから、矢口ももう少し心を強く持ってもいいのではないだろうか。

石川敏男(いしかわ・としお)
昭和21年11月10日生まれ。東京都出身。『ザ・ワイド』(日本テレビ系)の芸能デスク兼芸能リポーターとして活躍、現在は読売テレビ『す・またん』に出演中。 松竹宣伝部、『女性セブン』(小学館)『週刊女性』(主婦と生活社)の芸能記者から芸能レポーターへと転身。

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