「誕生日だって主役は渡さない」!!

自分大好きマライアが夫の誕生日にうっふん写真をアップ、夫に同情が集まる

2013/10/11 16:00
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マライアのTwitterより

 20歳だった1990年、「7オクターブの音域を持つ歌姫」というキャッチフレーズをひっさげ、「Vision Of Love」で華々しく歌手デビューしたマライア・キャリー。人気絶頂の23歳の時、歌手デビューをかなえてくれたソニー・ミュージックの元CEOで、米音楽界のドンと呼ばれていた20歳年上のトミー・モトーラと結婚した。マスコミはシンデレラストーリーとして大々的に報じたが、トミーは彼女の音楽だけでなく、服装や私生活の行動すべてをコントロールし、監視までつけるように。精神的に追い詰められたマライアは、トミーの束縛から逃れることを決意し、98年5月に離婚が成立した。

 一時は歌手としてのキャリアが低迷し、半自伝的な初主演映画『グリッター きらめきの向こうに』(2001)は大コケした上に酷評されたが、05年にアルバム『The Emancipation Of Mimi』で見事復活。08年には、MV撮影をきっかけに10歳年下の人気タレント、ニック・キャノンとの交際を開始。ニックは、憧れのマライアが彼女になってくれたことに有頂天になり、狂信的に尽くした。そんな優しいニックの愛を一身に受けまくったマライアは、彼こそが生涯の伴侶だと確信。交際2カ月で電撃結婚し、世間を仰天させた。

 喜劇俳優、ラッパー、司会者として大活躍していたニックだが、世界の歌姫マライアと比べるとキャリア的にはまだまだ。年齢差も格差もある2人の結婚を、多くの人が「長続きするわけない」と冷ややかに受け止めた。しかし、ニックはマライアをお姫様のように扱い続け、激太りした彼女を「最高にセクシー」といわんばかりに抱きしめたり、キスをする姿がたびたびパパラッチされている。11年4月に双子を出産した頃には、「女王と下僕のようにも見える夫婦だが、幸せな結婚生活を送っている夫婦」と認知されるようになった。

 今月8日、そんなマライアがTwitterに、白いシャツをはだけて、黒いレースのブラジャーに包んだご自慢の巨乳をさらけ出している写真をアップ。乱れた髪のため顔全体は見えず、唇しか見えないが、それがまたいやらしい雰囲気を盛り上げている。写真には、「私の旦那さん、ニック・キャノンにハッピーバースデー……“ベイビー、あなたを待ち焦がれているわよぉぉ” ハハハ! KKLB! GHL!!!! Mwah!!!!」というツイートが添えられており、セクシーな写真にファンは大喜び。すでに5,600リツイートされ、ニックの誕生日を祝う言葉よりも、マライアの魅力や愛に感動するコメントが多く寄せられた。

 マライアがメッセージに書いた「KKLB」「GHL」は、マライアとニックがお互いに向けたツイートに頻繁に登場するもので、どういう意味かは明かされていない。「KKLB」は、「o.k, o.k Lover Boy」の略だという説が強いが、ニックはインタビューで「2人だけの暗号だから」と笑ってごまかしている。「Mwah」はキスをする時の“ブチュ”という音を表したもので、“アタシがプレゼントよ”というマライアの愛があふれるツイートだと、メディアも微笑ましく伝えている。

 しかし、当事者であるニックは、このマライアのセクシー写真に対するコメントは一切行っていない。8日は、2歳半になる双子の娘モンローと息子モロッカンから贈られた手作りのバースデーカードを披露し、「これまでで一番最高の誕生日プレゼントだよ!」とツイート。9日には、マライアから贈られた高級腕時計オーデマ・ピゲをはめた写真を掲載し、「美しい妻よ、ありがとう」と短くツイートし、マライアや双子たちと共にディズニーワールドで遊ぶ写真も掲載。一部から「自分のバースデーに家族サービスか」と同情する声が上がったほどだった。

 ここ最近、世間のニックに対する同情の声は増し続けている。先月には、米大手インターネット新聞「ハフィントンポスト」が、「マライアのパーフェクトな世界において、ニックは単なる小道具にしかすぎない」という特集記事を掲載。証拠として、マライアが写真共有サイト「インスタグラム」に掲載した15枚の写真を紹介し、「確かに、主役はいつもマライアだ」と多くの人々を納得させた。今回のニックへのバースデー写真もマライアのセクシーさをひけらかすものであり、「年に1回の誕生日でさえも主役を奪った」と、ネットではニックへの同情と自己愛の強いマライアへの批判がますます高まっている。

 「ニックとマライアがお互いに浮気し、夫婦の危機を迎えている」というタブロイド紙の報道もあるが、このままだとニックが精神的に疲れ果ててしまうのではないかと心配する声も。とはいえ、これが彼にとっての幸せであり、本望である可能性も高く、ファンは2人の行方を生温かく見守るより手段はないようである。

最終更新:2013/10/11 18:52
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