"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第190回】

ロンブー・淳の「嫁の条件105カ条」再掲載! 淳夫妻の異常性を伝える「女性自身」

2013/09/24 22:00
jisin1008.jpg
「女性自身」10月8日号(光文社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第190回(9/19~24発売号より)

 玉木宏が成田空港のショップ店員にクレジット伝票を盗撮され、Twitterで公開されたことが話題になっている。巷に溢れる若者アルバイトによる「バカ画像」の一種であるが、職業倫理もモラルもあったものではない。だが興味深いのは、ほぼ全てが正社員ではなくアルバイトや契約社員の手によって行われていることだ。人件費を削減し利益追求だけに汲々とし、人材を軽視し教育しようともしない企業の体質が背景にある。彼らを雇っただけで育てようともしない企業。その責任は自らに跳ね返っている。

1位「ロンブー淳 『いったい何様!?』“交際女性たち”を泣かせた『俺の嫁になる条件105』!!」(「女性自身」10月8日号)
次点「ロンブー淳 『復縁結婚』までの全愛の軌跡写真」(「女性セブン」10月3日号)
次々点「ロンブー淳 復縁前に妻から出された『強制婚約』と『元カノへの配慮』」(「週刊女性」10月8日号)
2位「国生さゆり 離婚の決め手は『夫とはるな愛のハワイ5日間』」(「女性セブン」10月3日号)
3位「細川ふみえ 『息子は私の魂。今は貯金を取り崩して生きています…』(「女性自身」10月8日号)

 ロンドンブーツ1号2号・田村淳が結婚を発表した。9月17日、自身が司会を務める『ロンドンハーツ生放送3時間SP』(テレビ朝日系)の番組中で。それでもって結構な騒動になっている。モテ男の淳が年貢を納めたから? いやそうではない。嫁である元モデルの西村香那の立ち振る舞いが騒動を巻き起こしているのだ。番組直後の会見で淳がのたまった。「朝、彼女が朝食を作る音を聞いてプロポーズした」「(結婚は)家庭に入ってくれるから」「浮気をしたら彼女も『一緒に反省します』と言ってくれた」「朝5時まで連絡しないで怒る人は、2人の絆が浅いんだ」「夫の帰りを寝ないで待つ」などなど。淳に従い、全てを受け入れる従順な嫁。淳が時代錯誤な恋愛、結婚観を持っていることは有名であり、これに対して多くの女性が「ケッ!!」と思っただろう。しかし、一部では「今どき素晴らしい嫁」だと賞賛さえされているらしい(その多くが男性だとは思うが)。

 これは女性にとって危険極まりないことである。だが今週の女性週刊誌を見ると危機感は薄い。その中でも一番マトモなのが「自身」だ。あからさまな批判は避けてはいるが「(嫁の)従順ぶりが想像を絶する」としっかりと皮肉は利かせている。芸能界仲間からのコメントも、嫁に対する違和感が強いものをチョイスした。「(淳が)浮気したら嫁も反省する? ウソやろ!」(今田耕司)「だまされてる感じがするけど」(くわばたりえ)。さらに淳の「嫁になる105カ条」を再び取り上げた。これは淳が安室奈美恵と破局後、矢野未希子と付き合っていた頃に発覚したものだが、いわくショートカットでワンピースが似合う。英語ができる。本にはカバー。そしてNG条項として、派手なネイル、シャンプーの底がヌメッ、ヘアブラシに髪、メンズ時計……など、淳のあまりにも神経質、自己チュー、人として付き合うのも面倒な人間ぶりが溢れる条項だ。これを「自身」ではあらためて一覧表にして取り上げた。さらに、「これまでの交際相手が、淳の異常なこだわりに泣かされてきた」「新妻のほほ笑みが、曇ることがないよう祈りたい」と締めくくる。女性のための「自身」としてはもっと突っ込んでほしかったが、まあまあ合格。

 次は「セブン」。これまでの女性遍歴、女性に細かい条件を付けるなども触れているが、全体的に結婚までの経緯をさらっと追っただけで終わっている。発売号が結婚発表の直後だったこともあるのだろう。次号に期待したい。そして「週女」。これが一番タチが悪かった。5年前に一度は別れた淳と西村だが、淳から復縁を申し出された西村が「絶対に結婚する」という条件をつけたという話を拾って、「しっかりした奥さんになりますよ」と持ち上げる。淳のことも「古風で義理堅い」だって。物は言い様である。さらに、元カノ矢野の結婚披露宴が9月15日に行われたが、「自分の結婚発表番組がそれ以前に放映されると矢野に迷惑がかかると配慮した」などと淳の“配慮”を全面に打ち出す始末。甘ーーいのだ。

 本欄では、これまでも度々淳の「何様ぶり」を取り上げてきた。最も悪質な例がアムロとの破局だ。「後輩芸人たちに対し悩みや相談をできる“おかみさん”のような存在になってほしい」とアムロに“おかみさん”を強要、後輩芸人との酒の席に頻繁に呼ぼうとして軋轢を生んだというものだ。本当に何様だと思う。

『頭のいい夫婦 気くばりのすすめ―ちょっとしたコツですれ違い解消!!』
破局を視野に入れれば楽しいウォッチ対象♪
アクセスランキング