大阪二児置き去り死事件で考える「子育てに失敗した女」への罰

【messyより】

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『ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件』筑摩書房

 9月4日、ルポライターの杉山春さんの新刊『ルポ 虐待―大阪二児置き去り死事件』(筑摩書房)が刊行されました。2010年の夏、ネグレクトされたうえ、マンションの一室に置き去りにされた3歳のあおいちゃん(仮名)と1歳9カ月の環くん(仮名)の死を通して、幼児虐待や女性の貧困について分析しているルポタージュです。

 本書では母親である芽衣さん(仮名)や芽衣さんの父親、元夫とその家族に至るまで、ネグレクトされた幼児2人の周辺にいた様々な人たちについて取り上げられています。同時に、芽衣さんや周囲の人々の育った街や事件の起こった街、ならびに、日本社会全体の変容にまで言及されており、この事件が日本社会全体の歴史から見てどういう位置にあるのか、というマクロの視点でも、事件に対する分析がなされています。

 さて、自分のことを書くのはこの稿の目的ではないにせよ、本書に対する私の感想と関わっておりますので、さっくりと説明しますと、ワタクシゴトで恐縮ですが、私は2年前、正社員で働いていた会社からクビになり、転職の為に活動しまくったものの、100社近くから不採用になった実績があります。

 再就職の難しさを実感するとともに、貧乏に暮らすというのがどういうことか……

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