"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第190回】

徳光和夫も「子育て失敗」!? みのだけじゃない、不肖の次男が生まれる構図

2013/09/17 21:00

 蒼井といえば熱愛である。しかも大物喰いだ。V6・岡田准一、大森南朋、瑛太、堤真一。近々では俳優の鈴木浩介と今年3月に破局宣言をした。「好きな人」ができたからと。この時の「好きな人」が、どうやら三浦だったというのが「セブン」報道である。それによれば今年7月頃から、早朝の駒沢公園ドッググラン周辺(と思われる)で、2人の犬連れ散歩デートが目撃されているという。さらに2人ともに変装せず堂々とカフェで朝食を食べてもいるらしい。しかも蒼井は同じく7月に、三浦の住む「同じマンションへ引っ越した」という。同じマンションというのは、同じ部屋ではなく同じマンションの別の部屋という意味らしい。だから「ひとつ屋根の下」。だったらそうはっきり書けばいいのだが「セブン」記事はそうは書かない。読んでいてわかりづらい。文章もそうだし、表現にしても “遠回り”でまどろっこしい。

 熱愛にしても断定せず「蒼井が軽やかに、そして果敢に三浦に心変わりしていく様子」などと記述し、前回の恋も蒼井の方が「好きな人ができた」と鈴木をフッたはずなのに「鈴木との別れは蒼井にとってつらい思い出」などと表現する。さらに「若い蒼井に新しい好きな人ができたことを誰も責められない」だって。当事者の鈴木以外、別に誰も責めてないっちゅーの。情景描写も過剰に多いし。

 こういう場合、考えられるのは2人が早朝に散歩デートしているのは確かだが、付き合っているどうかまではわからないケースだ。「セブン」は昨年10月、蒼井と堤真一の居酒屋デートを報じたが、この時もデートはしたが2人が熱愛関係ではなかったようだし。肉食の蒼井にとってデートは熱愛とは違う、という可能性があることを恐れて断定していないのか。しかも、同じマンションというのが曲者だ。都内には芸能人が好んで住むマンションがいくつかあり、たまたま同じマンションに住んでいるだけなのか、そうでないのか区別が難しいのである。張り込み記者たちを悩ませ、誤報を生む温床ともなっている。

 そして双方の事務所コメントである。三浦サイドは「ノーコメント」で、蒼井サイドは「親しい友人だが2人きりで出かけたことはない」と。これまた微妙である。蒼井と三浦が「2人きり」ではなく三浦の愛犬も一緒だから――。って、穿ちすぎか? 一説にはタイトルの如く三浦を「追っかけ」ている蒼井だが、一方の三浦はそこまで真剣ではない、なんていう話も出回っている。モテモテの三浦だからこそヤリ逃げ! なんて、蒼井にとっては初体験のショッキングな事態もあるかも。肉食女子と肉食男子の恋の駆け引きは戦いである。

 ショッキングなものがもう1つ。「自身」の巻末グラビアに掲載されたSMAPの草なぎ剛の無残な“お姿”である。黒ブチのデカ眼鏡にベレー帽、ズボンの中に“イン“されたポロシャツ。そしてでっぷりとビール腹と化した腹回り――。いや、これは本当の草なぎクンのお姿ではない。草なぎクンは、今度ドラマで漫画の神様・故手塚治虫役を演じるため「お腹に詰め物をしている」のだとか。でもそれを知ってちょっとガッカリした。そしてサントリーBOSSのCMを思い出した。ハリウッド俳優のトミー・リー・ジョーンズがSMAPについて語っている言葉を。

<SMAPと呼ばれるグループは本当にしぶとい。なぜ生き残ることができたのか。歌と踊りを見る限りまったく不可解だ>

 ハリウッド俳優たちは役作りのために、実際に過激なダイエットをする。逆に役作りのため実際に20キロ以上も太って見せる。すごいプロ根性である。しかし、日本を代表するエンターテイナーの草なぎクンは、役作りのために韓国語をマスターするほど真摯だが、おなかに詰め物をした。アイドルだから本当に太ってはいけないのか。それが日本のエンターテインメントの限界か。ハリウッドからしたら不可解であり、日本人からしてもちょっとガッカリだ。

最終更新:2014/03/18 19:40
『不肖の息子―歴史に名を馳せた父たちの困惑』
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