セックスに「勝ち負け」は必要だろうか

【messyより】

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■ユリイカ『女子とエロ・小説篇』

 最近読んだユリイカ7月号『女子とエロ・小説篇』(青土社)が、とても充実した内容で、面白かった。男性作家による【性欲のための性表現】しか存在しなかった頃から、女性の書き手が台頭する現在までの時代の変遷、表現としての性と実際のセックス観における男女の対比、社会での性の取り扱われ方などが多角的に特集されており、【女性にとってセックスとは何か】を考える、とてつもなく有意義な機会となった。

 男と女の性の描き方には差異がある。かつて岩井志麻子氏の『チャイ・コイ』(中央公論新社)を読んで、その、ねっとりとしているのにからからに乾いている性愛の表現力に耽溺したものだが、渡辺淳一氏が単行本のあとがきにて、「男性作家は女性の性の奥深い実感を、女性作家は男性の狂おしいほどのセックスへの渇望と射精後の虚脱感など、いかに想像力が豊かでも、実感がない以上、書き難い」というようなことを書かれて、なるほどと膝を打つと同時に、その典型例として「主人公男性の細いペニスを称える表現は、巨根願望を持つ男には絶対に書けない」と断言された時には、この獰猛で切なくて美しい物語を前に、性器の大きさのみを象徴的に取り沙汰するあたりが、渡辺先生、どうしようもなくオスですね、と、呆れて大笑いした時のことを思い出す。

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