サイ女、ハードコア劇場

関東連合&怒羅権――凶悪事件の「半グレ集団」はいかに成り上がったか

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東京さおっがねぇ~~

 海老蔵事件、六本木クラブ「フラワー」殺人事件など、数々の凶悪事件で世間を騒がしている「半グレ集団」。警視庁から準暴力団に指定された、ニュータイプの反社会的集団である。有名タレントや一部の企業関係者たちとの交友関係もうわさされ、組織構成やメンバーの解明、資金の流れなど、警視庁はその実態解明を急いでいる。

 警視庁が指定したのは、暴走族OB集団の関東連合と怒羅権。六本木フラワー殺人事件で逮捕された関東連合のメンバーの多くが20代後半から30代であった。彼らが力を持ち始めた90年代末から2000年代初頭には、20代や未成年者だった彼らが、世間を震撼させる半グレ集団にどうしてなり得たのだろうか?

「彼らが編み出したのが“半グレ商売”。つまり人と人をつなげること」

 90年代末に都内某所で半グレの溜まり場となるクラブを経営し、彼らの勢力拡大と成り上がりを間近で目撃した人物が語る。

「新宿、渋谷、六本木……。彼らは、それぞれ本拠地とする繁華街から伸びる沿線ごとに、暴走族出身者を中心に地元の先輩や後輩たちでグループ化していました。西新宿で起きた金属バッド殺人事件などの抗争事件は、その時代の各グループの確執が尾を引いているんです」

 90年代末から2000年代初頭、半グレが急激に勢力を拡大できて理由は、当時の若者たちのアンダーカルチャーに深く入り込み、独自のネットワークを生み出したからだ。

「新宿駅東口から歌舞伎町へ伸びるスカウト通り、六本木交差点から当時のベルファーレ周辺の通り、渋谷のセンター街から百軒店周辺は、“半グレ銀座”のようなものでした。彼らがそこで行ったのはオンナの確保。末端のメンバーがフリーのスカウトになり、キャバクラや風俗だけでなく、AV業界、芸能界などへ人材供給を始めます」

 オンナが集まれば男も集まる。彼らが開催するクラブイベントなどは大人気となり、それらを主宰するオーガナイザー業から始まり、さらに発展させてイベント会社などを設立し始めた。クラブイベントは週末ごとに大金を生み出した。

「その後、スカウト軍団の受け皿になる芸能事務所、AV制作会社、人材派遣業や、クラブやバーを経営したり、そうした関係企業に従業員として入り込んだりする者もいました。実体のない幽霊会社や、儲けを隠して赤字のまま倒産させたり、名義人や役員がコロコロ変わったり……。そんな会社で覚えたのが、『人と人をつなげることは金になる』ということです」

 さらにヤバいことに手を出す者もいた。クラブイベントなどで合成麻薬などの脱法ドラッグをバラ撒き出したのだ。脱法とはいえ麻薬に指定された薬物も扱うため、暴力団が今でもなかなか手を出せない裏利権だ。

「関東連合だけでなく怒羅権も入り込みました。彼らは中国残留孤児の不良集団を母体にしているから、関東連合よりもヤバい存在。彼らが扱う脱法ドラッグには本物の麻薬成分が含まれているモノもあった。ケミカルマニアと呼ばれるやつらが、法律に引っかからないように薬物組成を組み替えてるんです。だから通報しても立件できないし、恨みを買って報復されるだけ。私が経営していたクラブはまるでドラッグ無法地帯のようでした。ヤバすぎて閉店せざるを得ませんでした」

 現在、オレオレ詐欺や架空請求詐欺にも半グレが大きく関わっていることが明らかとなっている。半グレが急激に勢力を拡大し、違法な資金獲得法を次々と開発している背景には、90年代末から2000年代初頭に手にした“成り上がり”と“人脈ネットワーク”が土壌となっていることだけは間違いがないようだ。

赤線引いて、ググりたい言葉がいっぱい!

しぃちゃん

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