Hage田ゲス子セレクト「渡る世間は鬼女ばかり」

“図々しい人ホイホイ”こと花火大会をどうやって無事に切り抜けるか

2013/08/08 21:00
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みんな花火に尋常なじゃない思い入れがあるんだね……

――玉石混交のネットの海で、下衆なエピソードだけを収集・観察する奇跡のヲチャーHagex。彼がセレクトした、某橋田壽賀子ドラマよろしく、読むとゲッソリする……いや人生のトラブルシューティングとしてためになるエピソードを紹介。

 7月27日に開催された『第36回隅田川花火大会』。昨年の人出は95万人、2会場合計で約2万2500発の打ち上げを予定していた国内最大級の花火大会です。大会は午後7時05分からスタート。当初は順調に花火が上がっていたのですが、開始から30分後にゲリラ豪雨がやってきます。強風雨で花火大会は中止となり、会場は大混乱。

 生中継していたテレビ東京は、花火中継というより台風中継となってしまいます。さて、この番組で株を上げたのはフリーアナウンサー高橋真麻。ずぶ濡れになりながらも、果敢に見物客にインタビューを行い、「根性中継」としてネット上では大人気。実は2週間前に行った海外ロケの帰りに、飛行機内で転倒し尾てい骨を痛め、お辞儀もできない状態にもかかわらず、気合で中継をしていたこともわかり、ますます好感度がアップしたのです。

 さて、2ちゃんねるの家庭板関連では「花火大会」は鬼門のイベントです。なぜそんなに注意をしなくてはいけないのか? これから紹介するエピソードの数々を読めば納得することでしょう。

<団体席を狙うママたち>
★発見! せこいケチケチママ その97★
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/baby/1186317355/

 家族と親戚あわせて7人で花火大会を見に行ったという投稿者。人数が多いので団体席を予約し、のんびりしながら会場に向かうと、なんと自分たちのスペースが両隣から侵略されています。夫がやんわりと「はみ出していますよ」と注意すると、片方のママ友グループが「人数が多いので、収まりきれなくて」と上目遣いでクネクネするだけで、注意を聞かない。そこで投稿者が強めに注意すると「子どもが小さいから、私たちの苦労がわからない」と、理解しがたい反論をしてきたので、「ええ~~~っっ うちは人数が少ないし子どもが小さいから、あなた達に場所を提供しろっていうことですかあ?? うそでしょぉ~っえええ~~~~っ」と叫んだところ、周りからの視線が嫌だったらしく、自分たちのスペースに撤収。

 しかし、花火が進むと隣の人たちが再び荷物を置き始めました。文句を言っていたら、花火大会の役員のおじちゃんがやってきて、「せっかくの花火大会だから、イライラするのはもったいない。せっかく余裕があるんだからお互い融通しましょうよ」と提案。それを聞いて、相手のママはニンマリ。しかし、役員のおじちゃんは「これぐらいのスペースを使っているなら、1万円を相手に払わないと」と発言し、相手のママは驚愕。夫が「1万円だったら譲ってもいいよ」とさらなる攻撃をかけて、図々しいママは、なにも言わず逃げていきました。ちなみに団体席は5万円也。

<花火大会が呼ぶ、招かざる客>
★発見!せこいケチケチママ その255★
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/baby/1280823254/

 花火大会の会場から投稿者宅のマンションは目と鼻の先の距離、リビングから花火を見ることが可能。花火大会当日に、仲のよい友達数人を呼んで花火を見ようとしていたら、子どもの同級生親子(仲良くない)が「花火を見せて」と勝手にやってきた。みんなで食べ物を持ち寄っていたのだが、その親子はなにも持ってきていないにもかかわらず、テーブルにある食べ物見て「しょぼい」と文句を言いながら、バクバク食べる始末。ベランダで彼女とその子どもは花火を見ていたが、タバコの吸いがらを植木鉢にねじ込み、空き缶はベランダから投げるなど、無茶苦茶なマナー。花火が終わるとお礼も言わずに、残ったビールを持ち帰ろうとします。さすがにそれを咎めたら「ケ~チ!」と怒鳴って帰っていきました……。

『ヤンキー文化論序説』
「ヤンキーはなぜ花火が好きなのか」という新書が出てもいいころ
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