ライアンは騒動をどう乗り切るか

巨大ビジネスの宿命!? コリー・モンティス死亡でも、『glee』番組継続の動き

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2人の歌声がなくなったら、別番組なりそうだけど……

 13日に、31歳という若さで急死した、人気海外ドラマ『glee/グリー』のフィン役で知られる俳優コリー・モンティス。カナダ当局は彼の死因について、ヘロインとアルコールを同時に摂取したことによる事故死だと発表しており、世間は大きなショックを受けている。一方、脚本家たちは番組継続に向けて早くも動きだしている。

 祖国カナダで荒れた10代を送り、長年、麻薬・薬物依存と闘ってきたことを告白していたコリー。ドラマでは好青年を演じ、役者としては優等生だとプロデューサーたちは褒めていたが、実は依存症を克服できておらず、アメリカで健全な生活を送る一方、故郷のカナダでは浴びるように酒を飲み、ドラッグを大量にキメるという二重生活を送っていたと伝えられている。

 米ゴシップ芸能サイト「Radar Online」によると、コリーの出世作である『glee/グリー』の共演者やプロデューサーたちは、彼が薬物依存に苦しんでいることを知っていたという。目に見えて体調が悪化してきた今年4月、共演者で恋人のリア・ミシェルが製作総指揮者のライアン・マーフィーに頼み込み、「みんなで一致団結して、コリーをリハビリ施設に入れる説得」を行ったという。一人ひとりから、「なぜリハビリをしてほしいか」「どれだけ彼のことを思っているのか」を伝えられたコリーは、抵抗や反発することなく、皆の気持ちを受け入れ、4月末にリハビリ施設に入所。30日間の治療を受けた。しかし、13歳から手を出していた麻薬を断ち切ることはできず、命を落としてしまった。

 リアは、コリーがリハビリ施設出所後、短期間でヘロイン依存を再発させていたことを知らず、悲しみに暮れているとのこと。しかし、1年前に2人がデートしているところをパパラッチされた際には、コリーの腕に注射跡がくっきりと写っており、簡単に麻薬から手を洗うことができないのは、彼女も知っていたはずという声も上がっている。

 リアは、繊細な性格のコリーを支えてきた。彼が急死したという一報を受け、半狂乱になりつつも、彼の母親ら遺族の元に駆けつけ、葬儀の準備を手伝っているとも伝えられていたが、米ゴシップサイト「TMZ」は、コリーの葬儀や告別式を取り仕切っているのは遺族ではなくリアだと報道している。芸能誌「US Weekly」によると、気丈に振る舞い続けているリアのそばには、7年前にブロードウェイで共演して以来、大親友となったジョナサン・グロフがぴったりと寄り添っているとのこと。

 悲しみをあおり続ける報道が続く中、「TMZ」は、『glee/グリー』の放送が今後も続けられると報じた。ドラマの脚本家たちが緊急招集され、コリーが演じていたキャラクターをどのように番組から去らせるかの打ち合わせを開始したという。視聴率が下がり続けているとはいえ、海外でも人気の『glee/グリー』は、放送権やDVD、サントラの販売で莫大な収入を得ており、役者が急死しただけで放送を終了させるわけがないというのだ。

 当たれば何年も放送が続くアメリカのドラマでは、撮影中に主要キャラクターが亡くなるということがたまにある。『パパにはヒ・ミ・ツ』(2002~05)では、主人公のパパ役のジョン・リッターがシーズン2前半に急死したが番組はシーズン3まで続行、『ザ・ホワイトハウス』(99~06)でも、シーズン7が始まって間もなく主要キャラクターを演じていたジョン・スペンサーが急死したが、シーズン最後まで放送は続いた。

 『glee/グリー』は高校が舞台だけに、新しいキャラクターが続々登場しており、コリーやリアのキャラクターはすでに卒業し、それぞれが新しい土地で奮闘する展開になっている。コリーが突然いなくなってしまうのは大きな痛手ではあるが、物語を続けていくことは可能だろう。

 社会現象にもなっているポジティブなドラマだけに、主役俳優の1人がヘロインというヘビーな麻薬で亡くなったことはマイナスな印象も受けるが、天才的な製作総指揮者であるライアン・マーフィーのこと。きっとうまく乗り越えるだろう。ネットでは「コリーに捧げる、特別エピソードを制作するのでは」ともささやかれているが、果たしてどうなるか。今後の『glee/グリー』の動きに注目したい。

別物になっちゃう気がするんだけど……

しぃちゃん

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