この国の自慰はおかしい! 大正生まれの産科医が平成の性事情を鋭く指摘

【messyより】

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Photo by josefnovak33 from Flickr

セックスに正解はないとわかっていても、本音をいえば誰かから答えを教えてもらいたい。だからこそ、ハウツーセックス本はいつの時代も注目を集め、ときにベストセラーとなります。でも実際、ほんとうに役立つの? そんな疑問に答えるべく、時代を彩ったハウツー・セックス本を再検証。盗めるワザは盗んじゃえ!

「HOW TO SEX―性についての方法 」(ベスト新書)
著者:奈良林 祥 2004年11月発売 ベストセラーズ ※オリジナルは、1974年3月刊行『新HOW TO SEX』

 キティちゃんが誕生し、セブンイレブンが第1号店を出店した1974年。そのものズバリのタイトルで発売された本書は、300万部の大ベストセラーを記録しました。

 ヒットの理由は、フルカラーで掲載されたヌード写真。悩ましい表情で身体をくねらせる全裸の女性と、彼女に絡み付く男性……日活ロマンポルノのような叙情に満ちたカットです。アダルトビデオが台頭する1980年代はまだ先のこと、オカズに飢えていた当時の青少年たちは、本書を有効活用していたようです。実際、「これでヌイていました」という50代男性の話を聞いたことがあります。

 とはいえ、それだけで爆発的な売れ行きとなったわけではなく、医学の裏付けがある内容と、ざっくばらんな語り口が支持を集めたことは一読すればわかります。著者の産科医・奈良林先生は大正8年生まれ。日本初のセックスカウンセラーとして、40年間も性の悩みに耳を傾けてきた人です。

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