Hage田ゲス子セレクト「渡る世間は鬼女ばかり」

「シンママ」は“悪”なのか? イメージを押し付け叩きたがる人たち

2013/07/07 19:00
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『空に向かって 増補版』/扶桑社

――玉石混交のネットの海で、下衆なエピソードだけを収集・観察する奇跡のヲチャーHagex。彼がセレクトした、某橋田壽賀子ドラマよろしく、読むとゲッソリする……いや人生のトラブルシューティングとしてためになるエピソードを紹介。

 7月1日、ニュース番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)にフィギアスケーターの安藤美姫が出演。そして今年4月に出産していたことを告白! 未婚のままでの出産、さらには子どもの父親を明かさなかったため、雑誌・テレビはもちろん、ネットでも大騒ぎになりました。安藤は元フィギアスケーターの南里康晴と付き合っいた過去があり、父親は彼という報道もあります。

 「女性セブン」2013年7月18日号(小学館)によると、今回の出産騒動は安藤の母親が鍵となっているようです。母親は娘の結婚・出産について反対していましたが、「南里康晴が婿養子になること。彼がきちんとお金を稼げるようになること。安藤美姫がソチ五輪を目指すこと」の3つの条件を出し、娘の出産は許可したという話です。まだこの条件をクリアしていないので、結婚はもちろん、父親の名前を公表していないのでは? と私は推測しています。

 未婚の母といっても、安藤の場合は一時的なものであって、いずれは結婚するはず。一方、ずっとシングルマザー状態の女性は経済的にも労力的にもかなり大変です。今回は2ちゃんに投稿された、シングルマザー関連のエピソードを集めてみました。

<未婚女性が同窓会で殴り合い>
今までにあった最大の修羅場 £49
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/live/1341926249/

 Aさんは束縛を嫌うタイプで、Bさんはルールを守る学級委員長タイプ。どちらも高学歴の美人。Aさんは結婚を望まずに妊娠・出産。このことについて、Bさんは怒り、2人は大ゲンカ。そして15年後に同窓会が開催され、AさんとBさんは再会します。

 Aさんは事実婚状態で、子どもともパートナーともうまくやっているとのこと。これを知ったBさんが、「ほんとは誰の子かわからないから結婚しなかったんでしょ」「障がいがあると聞いた」「私生児じゃ叶えられない将来の夢たくさんあるね」とAさんを責める。ちなみにBさんは未婚でもちろん子どももおらず。すると、このやりとりを聞いていた男性が、

「42じゃもう無理だよなあ。Aを見習って産むだけ産んじゃえばなんとかなったかもしれないのに。もったいなかったな~、お前の子どもなら優秀だったろうにな~」

『空に向かって 増補版』
叩く人は「シンママ」の何と戦ってんの?
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