初恋の女性に似た新入社員に「課長が好き」、おっさん夢物語『不倫白書』が面白い

2013/07/30 15:50
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 女を数十年やっていれば、誰もが一度は意識したことがあるであろう恋愛の形「不倫」。今回ご紹介する『不倫白書』は、その名の通り、不倫に陥った男女の哀愁溢れる短編集。往年のベタベタな官能小説のような表紙に、一瞬ひるんでしまった方もいるかもしれませんが、この劇画タッチの濃ゆ~い不倫劇は、一度読んだらハマること間違いなし! 一体どんな不倫物語が繰り広げられているのか、早速あらすじをチェックしてみましょう。

 一流私大を卒業後、上場企業に勤め、28歳の時に結婚。一男一女の子どもにも恵まれ、30代半ばで郊外に一戸建てを購入。そんな順風満帆な人生を送っていた四十路男の心には、なぜか乾いた風が吹いていた。そんな時、男の部署に配属された新入社員は、初恋の女性に似た美女。男はどんどん彼女に惹かれるようになる。ある夜、仕事帰りに2人きりで飲んでいると、「…私 中年好きですよ というより課長のことが好きなのかな…」と彼女から突然の告白を受けて――!?

 まるで、渡辺淳一の小説のような「おっさん夢物語」に、「こんなうまい話、あるわけないよ!」と言わずにはおれませんが、会社の中年上司の脳内を垣間見ているような面白さは満点です。

 さらに『不倫白書』には、「不治の病にかかった妹の夫と、禁断の愛を育む姉」「愛のない結婚生活に疲れ、不倫相手との子どもを身ごもってしまった人妻」など、女性が主人公の物語も収録されています。不倫――その甘美な響きに憧れを抱く人も多いと思いますが、実際にはかなりリスキーな恋愛です。それならば、物語の世界だけで楽しむのもまた一興。

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最終更新:2014/04/01 11:14
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