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日曜日の日テレ、高視聴率はTOKIO『鉄腕!DASH!!』のおかげ!? 

2013/06/02 15:00
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つまり茂のおかげでしょ!!

 2012年の年間視聴率で、ゴールデンタイム(午後7~10時)の平均視聴率が12.3%で、1位に輝いた日本テレビ。その日テレが1週間の中で最も好調なのは日曜日だ。同局では、午後7時から『ザ!鉄腕!DASH!!』『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』という強力な布陣を揃えている。

 『鉄腕!DASH!!』の視聴率は、4月から11~18%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)を獲得しており、その後に続く『イッテQ!』は13~18%、『行列―』も11~18%を記録。いずれも確実に二桁を獲る人気番組が並んでいるため、日曜のゴールデン帯では他局を圧倒的に引き離している状況にある。

 特に顕著だったのは5月19日で、『鉄腕!DASH!!』が18.0%を獲得した後は、『イッテQ!』(17.3%)、『行列―』(18.7%)、ゴールデン帯ではないものの、午後10時台の『おしゃれイズム』(13.7%)、『有吉反省会』(10.6%)まで二桁台が続いた。

 同日は、対照的にフジテレビ系の番組が悲惨な数字で、『ほこ×たて』(8.9%)、『爆笑! 大日本アカン警察』(8.8%)、新番組『テレビシャカイ実験 あすなろラボ』(4.5%)に至っては、『行列―』の1/4以下。そのほかにもTBS系、テレビ東京系の番組が一桁後半のものが多い中で、日テレは日曜のゴールデンで独走状態だ。

「数字を見る限り、高視聴率のきっかけとなっているのは、やはり7時から始まるTOKIOの『鉄腕!DASH!!』でしょう。同番組で弾みがつき、良い流れで後番組が数字を稼げている印象です。しかし4月21日に、テレビ朝日系が『痛快!ビッグダディ』を4時間超えで放送した際は、日テレも苦戦。1部で13.2%、2部で19.3%の視聴率を獲得した『ビッグダディ』に対し、同日の日テレのゴールデン3番組は11~13%と失速。つまり、他局が『ビッグダディ』級の高視聴率番組を持ってこない限り、現状では日テレに追いつくことはできないんです」(芸能ライター)

 6月2日からは久本雅美&オードリーが司会を務める『駆け込みドクター! 運命を変える健康診断』がTBS系でスタートする。この番組は、昨年10月にビートたけしととんねるず・石橋貴明の大物タッグで話題となった『日曜ゴールデンで何やってんだテレビ』を放送していた枠。低視聴率により3月末でひっそりと終了したため、4月からは特別番組などでつないでいるが、数字は芳しくない。

日テレの高い壁を崩すには、他局が今後どう立ち向かっていくかが鍵となる。新番組を導入したTBSは、少しでも日テレに追いつけるだろうか?

最終更新:2013/06/02 15:00
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